内容説明
「七兵衛…」小間物屋『岩城屋』に付け火をし、青柳剣一郎に捕らえられた男・伝蔵が呟いた名。店を辞めさせられたことへの逆恨みの所業だとして伝蔵は死罪となるが、剣一郎は正体の分からない「七兵衛」と『岩城屋』に秘密があるのではないかと疑念を抱く。やがて、伝蔵に関わる人間も相次いで殺され、剣一郎にも刺客の手が…!シリーズ最高潮の十七弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。『絆』で日本推理作家協会賞を、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。以降、社会派推理、時代小説などを執筆し、幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
19
剣之助が帰ってきた。気持ちが浮き立つ剣一郎。執念深い清十朗に命を狙われる剣之助だが、本当に強くなって帰宅。 老いを感じ始めた剣一郎に、剣の師である治五郎が「年齢を重ねたら、人が練れると言うがあれは嘘だ。頑として言い張ることが多くなった。頑固になっている事に気が付き愕然とした」と話す。2016/12/13
夢子
14
青柳剣一郎の倅が駆け落ち先の酒田から戻り晴れて与力見習いに復帰、捜査1課長も、事件解決。これから息子夫婦共々幸せになるのかな2024/08/17
ひかつば@呑ん読会堪能中
6
第17弾。剣之助夫婦が酒田から帰ってきたが因縁の相手から襲われる。一方親父の剣一郎は狙った商人の悪をなかなか暴くことができないって話。どちらも結末はあっさりしたものだったが、面白かったからいいや。2013/11/17
めにい
4
やっと帰ってきましたよ。2014/06/07
昌子♪♪
3
剣之助さん、志乃さん帰って来たーーー(^^♪執念深い馬鹿息子もやっと親ばか解消!呆気なかったけどねぇ(;'∀')2017/08/31
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