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祥伝社文庫
臥龍の天〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 364p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396335878
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

時は戦国末期―。みちのくの大地から隻眼で天下を見つめる十九歳の若者がいた。伊達家当主、政宗である。下剋上の世にあって馴れ合う奥羽大名の慣習を打ち破り攻めに出た政宗だったが、畠山氏に裏切られ、父・輝宗を喪う。悲しみを乗り越え、怒涛の勢いで奥州制覇に動き出す政宗。一方、上方では豊臣秀吉が天下統一に向けて奥羽にも手を伸ばそうとしていた。

著者等紹介

火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟生まれ。早稲田大学商学部を卒業後、出版社勤務を経て88年『花月秘拳行』でデビュー。99年『全宗』が吉川英治文学新人賞の候補となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

如水

39
臥竜…諸葛亮の事じゃ御座いません。独眼竜が主人公です。独眼竜と言えば李克用…では御座いません、伊達政宗です。と言うか筆者、この題名ワザとか⁉︎と思ってしまった…と言う事はどうでも良く、話の始まりは『伊達政宗、17歳で家督を継ぐ』からです。中々此処から始まるのは珍しい…で上巻は奥州仕置一歩前迄。つまり6年で南奥州ほぼ全域を席巻。石高120万石以上、それを23歳で😳けど結構失敗もしてるのね…ただその挽回力が凄まじい😱中身も6年の出来事を360P=かなり濃い。読み応え抜群です。上巻のキーは『若さ』かなぁ❓2020/07/09

ブルちゃん

35
もっとイケイケで破天荒なイメージだった伊達政宗だけど、今のところそうでもなく、淡々と物語が進んで行く!秀吉に引き抜かれそうにもなる、片倉小十郎がとても良い🤔政宗が秀吉に降ることになると、千利休や、前田利家などとの絡みが出てきてワクワクする😆 政宗の心は、未だ天下を見据えているのか✨中巻へ😆2020/11/15

アイゼナハ@灯れ松明の火

29
天下を望まなかった上杉主従の物語を読んだので、同じ時代に焦がれる程に天下を望み、足掻き続けた独眼竜の物語へ。上巻は父輝宗を見殺しにせざるを得なかった場面から会津攻略を経て、秀吉の奥州仕置により手に入れた会津を失うまで。輝宗の死により結果的に家臣団の若返りが進んだとの描写にハッとさせられました。乱を厭わぬ気概や身を屈すると決めた以上の鮮やかなまでの潔さは、政宗個有のものでなく、新生伊達家の若い家風に共有されるものだったのかも。大崎・葛西三十万石の仕置に隙を見せた秀吉の意図は何だったんだろう?中巻へ続く。2010/11/20

ayafuya-papa

9
『天地人』直江兼続に引き続き伊達政宗!小田原攻め~奥州仕置までが書かれています。それにしても野心があって、あれこれ冷徹な判断をするものの想定した中の最悪パターンに必ず陥るという運があまりないような、井の中の蛙のような、戦国時代の中では最も若手な大将です。因みに直江兼続1560~1619、石田三成1560~1600、真田幸村1567~1615、伊達政宗1567~1636です。ある意味『真田三代』『天地人』『臥竜の天』はそれぞれ隣接した地域の同時代を書き綴った関連3部作と言えそうです。(中)を読むぞ~(笑)2016/07/10

ひろ

9
奥州の情勢が難しすぎて(知識が無さすぎて)、読み進めるのに一苦労(笑)。秀吉との謁見の際、白装束を身に纏って参上するシーンは有名だけど、その背景や思惑を知らなかったので勉強になった。虎視眈眈と天下を見つめながら、攻めるべき場面では果敢に戦火を駆け、時には鮮やかなまでの引き際を見せる。自分の力に自惚れることなく、それでいて野心を絶やさない、知勇に長けた武将だったんだと想像できる。伊達政宗の生き様、やはりカッコいい。中巻へ。2013/09/28

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