内容説明
関東広域を震源地不明の大地震が襲った。この奇禍と共鳴するかのように、鬼道の鍵を握る美女・鬼奈村典子が覚醒の兆しを見せる。一方で、四殺を狙う腐鬼一族、鬼道を追う御子神一族の死闘もいよいよ激化。局面を打開すべく、精神ダイバー九門鳳介は、密教術の天才美空、腐鬼一族の梵とともに闇の巨魁・白井狂風の別邸へと向かった…。急展開のシリーズ第五弾。長編超伝奇小説。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、小田原生まれ。東海大学卒。77年『カエルの死』でデビュー。84年に発表した『魔獣狩り』三部作(祥伝社文庫)で伝奇小説の金字塔を打ち立て、以後幅広いジャンルで執筆活動を行なう。89年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞を、98年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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miubw
2
梵vs犬千代。黒御所+空海の急激な覚醒。御子神一族を殺したのは元プロレスラー+薬と判明。なかなかリーダビリティ高い。しかしみんなめちゃくちゃ偶然出会う。梵、前は渦紋さまって言ってたじゃん。何で急に呼び捨て。2023/01/17
ほにょこ
2
★★★☆☆ 面白いです。登場人物が大勢いるのにそれぞれの持ち味を生かしてうまく進めています。スケールも大きくなってきました。最後は黒御所があんなことになり、非常に先が気になります。2020/11/24
渡邊利道
0
まさかという展開が二つ。いやあすごいなあこれは。登場人物の多さがあまり気にならない。もっとも有堂岳がぜんぜん出てこん。あといろいろ超人化しすぎ。強さのインフレで収拾がつかなくなりそう。2016/09/22