内容説明
霊岸島が炎に包まれた。北町の与力・葛篭桃之進は、赤子を火焔から救う褌姿の侍に目を瞠った。この男、「鼻紙も買えぬ百石手鼻の貧乏侍」と自嘲する幕臣で、桃之進はその人柄に惚れ込む。しかし、男には破落戸殺しの嫌疑がかかり、その裏に火事の利権を貪る悪党の姿が!役立たずののうらく者と揶揄される桃之進が正義の剣で悪を討つ。傑作時代小説、第二弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年、新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、大手ディベロッパー勤務を経て執筆活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
91
坂岡さんの「のうらく侍」シリーズ2作目です。与力とはいいながらも、金に係わる事件の調停を行う持ち場で権限もほとんどありません。そこでほかの訳ありの二人や若い同心などと一緒に事件を解決していきます。この主人公はが面白いところはそんなに正義感を振り回さないし、あまり面倒なことにはかかわりたくないというまさしく表題通りの主人公ですが、いざというときには活躍します。家族との間もそれなりによくなっていきます。2025/06/27
ベルるるる
30
「正義」なんて木端役人に一番厄介なモノ、なんて愚痴りながら、命を賭けて不正を糺そうとする金公事蔵の3人。今回もあわてて、昔取った杵柄で、付け焼刃稽古の桃之進。そこに薙刀で登場する母親、棒切れで乱入の弟、隙間からのぞく息子・・・家族も、金公事蔵の同心達も、みんな、キャラが立ってて面白い!!2017/07/27
ゴルフ72
14
のうらく侍の第2巻、やっと3人の通じ始めたかな?とりわけ「世直し大明神」の章で顕著に。しかし葛籠さんかっこ悪いけど、かっこ良いよ~・・・さあ次はどんな成敗になりますか楽しみにします。2023/08/13
うさこ@タッタカタ
14
初作品、しかたなく二巻からスタート。居眠りモンゾウかと思ったけど、モンゾウさんよりカッコ悪〜与力だけど、情けない。捕り物なのに、セッチンに隠れるだの、切りあいのあと 足がつるだの 笑える。ストーリーは辛い話が多い、世直し大明神はちょとスッキリしたけど。 次読みます。2013/09/12
ひかつば@呑ん読会堪能中
14
奉行所与力だが金公事方という閑職に就く「のうらく侍」桃之進の第2弾は、金と権力に胡坐をかく悪党を裏で退治する3つの話。10年以上前には御前試合で優勝した腕前もすっかり錆付き、敵の豪剣に毎回やられそうになり一生懸命工夫するところがなんともおかしい。3話目で新たに登場した飲み屋の女将もいい味出しており、これからレギュラーになるのかな。2013/08/26
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