内容説明
「夢のなかでおっかさんに会ったんだ」幼い頃、母親に捨てられた少年僧・珍念が橋廻り同心立花平七郎に嬉しそうに話した。夢で再現された母との最後の場所。そこは梅の香が漂う橋の上だったと言う。二百数十ある橋を一つ一つ、梅の香をたよりに巡り歩く珍念。だが、折しも殺しが発生、珍念が行方知れずに!「橋廻り同心」シリーズ第八弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主宰の「創翔塾」で小説を志す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベルるるる
18
子坊主の珍念が再登場。母親に会いたいと願う珍念のけなげさに涙。お寺で修行している姿で、また登場してほしい。立派なお坊さんになってほしい。2016/04/14
みいちゃん
2
珍念さん再登場。辛い過去にも現実にも負けずに強く生きている姿に、きっと立派なお坊さんになれると、信じています。八田さん平七郎の強い味方ですね。2013/09/23
アニータ
1
橋廻り同心シリーズ第8弾。ぼろ寺に一人で住む少年僧が母と別れた橋で母と思う人と出会う「まぼろし」。スズメバチと呼ばれた”悪い”岡っ引きが実は親の仇をうつために探索していた「報復」、「白雨の橋」の3本立て。相変わらず冴えわたる平七郎。ただ、いっこうに進まない平七郎の嫁とりに業を煮やして、平七郎の母は屋敷で茶の湯の先生を始めました。2019/05/19
純白天使
1
報復…ブルースだ…2014/01/16
さらちゃん
1
このまま橋廻りがいいのか、定町廻りがいいのか、わからない2011/02/25
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