内容説明
友人であり元傭兵仲間である“大佐”が失踪したことを知った藤堂浩志はクアラルンプールへ飛ぶ。そこで捕らわれていた“大佐”を無事救出するが、まだ大きな問題があった。“大佐”は、第二次大戦に端を発するある人物の財宝を巡る争いに巻き込まれていたのだ。ミャンマー軍、国際犯罪組織が関わるかつてない規模の戦いに、浩志率いる傭兵部隊が挑む。
著者等紹介
渡辺裕之[ワタナベヒロユキ]
1957年名古屋市生まれ。中央大学経済学部卒業。アパレルメーカー、広告制作会社、広告デザイン制作プロダクション経営を経て、2007年『傭兵代理店』(祥伝社文庫)で鮮烈デビュー。アクション小説界の新星として注目されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
143
傭兵なのに東京が中心だったシリーズがいよいよ国外。しかも軍政しかれるミヤンマ。旧友を救うためマレーシアを訪れやがて密林へ。かつて黄金の三角地帯と呼ばれたところ。戦闘は何度も起こるがこの作家は飽きさせない。友情を育んでも避けられない別れ。戦う男の悲しい性。シリーズで念を押される「武器を持った奴は死んでいく」のテーゼ。最後に勝っても残る喪失感。何故だ?いいシリーズだと思うのに読メ登録がこんなに少ないなんて。2019/05/28
み
24
う〜ん、犠牲が多かった…、京介さんは蚊帳の外だし。お話しは、ミャンマーとビルマの呼び名で、その方の立ち位置が分かると聞いたことがあったような、そんなことが頭をよぎり、勝手に混乱してました(>_<)明石家の彼は仲間入りかな?次作は、続けて明日♪最後の怪我が気になるので。2019/06/27
まぁにぃ
8
傭兵代理店の第四弾。 大佐が誘拐(?)されたことがきっかけになり、舞台は東南アジアへ。 そこにブラックナイトの中国支部 王が、絡む。 そしてその陰には大堂寺が。 リベンジャーはどこまで不死身なのか?2015/11/28
hiromio
4
大佐が行方不明になって、探しにいくお話。ミャンマー、タイのあたりのゲリラと戦いつつ、ハリマオの継承者とトレジャーハンティングも楽しめる。美香さんの存在感がこのところ、半端ない。けど、この小説、好きな人と嫌いな人に分かれるだろうなあ。戦争ものが嫌いな人はだめね。あと、人がかなり死ぬから。ああ、そこで、この人ころしちゃうのねって続出。傭兵に今後もならないであろう人は、、死ぬんだ。そして、リベンジャーズ。復讐していくのだ。2018/02/25
yamatoshiuruhashi
4
望月三起也のワイルドセブンを連想する。ピンチに都合の良い出来事だが、ストーリー運びとしてストレスがない。2012/07/28