内容説明
女子大生・小野ミユキが誘拐された。犯人の指示で、父親の敬介が身代金二億円を携えて上野発のカシオペアに乗り込んだ。十津川警部は、新幹線で先回りし郡山から乗車するが、敬介も金も消えていた。さらに、ラウンジカーでは中年男女の射殺体が発見される。誘拐事件との関連は?十津川を嘲笑うが如く、次々と引き起こされる事件。果たして解決への鍵とは。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年、東京生まれ。63年『歪んだ朝』でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞し、推理小説界に不動の地位を築く。2007年、08年にはニンテンドーDSソフト「DS西村京太郎サスペンス」シリーズの原案・監修を行なうなど、精力的な活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっぴー
47
愛しのカシオペアたそ…死ぬまでに一度は乗ってみたい(もちろんカシオペアスイート)。西村京太郎のトラベルミステリです。東京でおきた女子大生誘拐事件、身代金を運ぶカシオペアでおきた殺人事件、消えた身代金…これらの謎を繋ぐのは何か?一番の被害車はもちろんカシオペアたそ。そもそもあんまり出番がな…( ̄~ ̄;)〝死亡遊戯〟が出てきたあたりで、これは凄い展開になるに違いないと確信したのですが、犯人逮捕に至るまでわりと平坦な感じでした。2016/11/13
達ちゃん
41
西村さんおなじみのトラベルミステリー。カシオペアはあまり出てきませんでしたが、十津川チームの活躍面白かったです。2020/03/20
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
10
平成21年 2月20日 初版 2022/02/27
みさよ♪
4
母が入院中に読んでて途中になってた本を先に読了。犯人を憎みきれず、葛藤する十津川警部の人柄が魅力的。久しぶりの十津川シリーズやっぱり好き!2015/06/26
ショーリン
2
寝台特急カシオペアに乗る予定。そこで関連本と思い読んでみたがカシオペア情報は少ない。でもミステリーとしては面白いかなぁ🤣2022/05/24