内容説明
闇に悲鳴が轟いた。南町与力の青柳剣一郎が駆けつけると、別れたばかりの同僚が斬殺されていた。これが、八丁堀を震撼させる与力殺しの幕開けだった。さらに二人、三人と与力ばかりを一刀のもとに斬り伏せる居合の達人とは何者か?風烈廻りから急遽探索の長に抜擢された剣一郎だが、息子の剣之助までが囚われ、絶体絶命の窮地に!人気シリーズ第三弾。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家活動に入る。その後『絆』で日本推理作家協会賞を、『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞。以降、社会派推理、時代小説などで活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢子
18
どこの時代にも与力でも悪い人はいるもので、青柳剣一郎は警視庁捜査一課長みたいなもんだと思いながら読んでました。この夏にシリーズ制覇したいなぁー読めるかな2024/07/08
ベルるるる
18
剣一郎は頭もいいし剣の腕もたつ。今回も与力殺しや町の事件を共に追いつめていく。でも、妻の多恵が最強^^ 2016/11/20
アンベラー
6
青柳剣一郎シリーズ2作目 読んでるうちに、子隠し舟とさっかくしそうになる登場人物の様子 どこかメロスを待ってる英五郎親方 鬼平犯科帳の要素も織り交ぜながらの展開読みやすかった2019/06/06
めにい
5
走れメロスのような2014/04/22
nyaboko
4
なんぼなんでも、巻沿いで殺される前途洋々な若者が気の毒すぎて…。ただ今回は人情溢れるお話で、最後はちゃんと救われているのがよかったです。いやもう、英五郎がカッコよすぎだろ、あのおっさん!! そして、相変わらず主人公の活躍の4割を持っていく内助の功www 剣之助は今後どうなるやら。次巻も楽しみ。2012/12/09
-
- 和書
- この世で一番の奇跡