内容説明
新大橋―逢瀬を重ねた男に裏切られた女を包む涙雨。赤羽橋―捨て子と知った少女。水面を舞う初蛍に母の面影が。今川橋―愛するがゆえに女の前から姿を消した男の決意。水車橋―藩危急の密書と共に江戸の土を踏んだ若侍を待ち受けていたものは。悲喜こもごもの人生模様が交差する江戸の橋を預かる、北町奉行所橋廻り同心の人情裁き。好評シリーズ第四弾。
著者等紹介
藤原緋沙子[フジワラヒサコ]
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。小松左京主宰「創翔塾」出身
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
15
シリーズ4冊目まで読み進んで、この作家さんの長編が読みたいと思うようになった。2016/03/10
けいちか
5
シリーズ第四巻。安定した話の作り。しかし、取材ってこの時代にも使ってた言葉なのかな。2015/11/10
犬養三千代
3
病院図書室本。平成17年4月20日 藤原緋沙子 571円 久しぶりの時代小説。橋廻り同心·平七郎の活躍が活躍。頭の中で江戸情緒とは?とかんがえた。出会いと別れ。殺意。誰でも陥るという視点が大切。夢の女が良かった。2018/12/23
雫
3
サクッと読めてしまうな(*^_^*)短編3〜4本が一冊。隙間時間に1本ずつ読んでもあまり時間がかからない。そんな短い間に泣けたり笑ったり怒ったり…。重厚感を求める人には物足りないかな。主人公平七郎のキャラも濃くない。だから読者が想像するそれぞれの平七郎があると思う。2015/03/14
定年おやじ
2
橋廻りなのに何故か事件が転がり込んで、ますます快調な平七郎の裁きと剣。次巻も期待です。2019/02/27