内容説明
巨大プロジェクトの入札をめぐり、邦銀ベトナム事務所の真理戸潤と日系商社の前に一人の男が立ちはだかる。アジア経済の暗部を渡り歩く大手米銀のシンだ。タイ・バーツ暴落と通貨危機が香港の証券会社「ペレグリン」を揺るがし、アジア全域に暗雲が広がる頃、日本では都市銀行や大手証券会社が破綻…。濁流のアジア市場を活写した話題の国際経済小説。
著者等紹介
黒木亮[クロキリョウ]
1957年北海道生まれ。カイロ・アメリカン大学修士。銀行、証券会社、総合商社英国現法プロジェクト金融部長を経て作家。2000年に国際協調融資を描いた『トップ・レフト』(祥伝社文庫)でデビュー。国際金融の舞台で活躍した経験を生かした新しい小説の書き手として注目を集めている。ロンドン在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
速読おやじ
15
デビュー前に複数の出版社に持ち込んだが、当時は日の目を見ることなかった作品。僕も旅行やら出張でアジアにはよく行っていたので、このエネルギッシュな雰囲気はたまらない。ベトナムは2年前にホーチミンに一度だけ行ったが、描かれている情景はところどころ残っているのではないか。また、かつて政府系金融機関に出向していた事があったので、懐かしい発電プロジェクトの名前もいくつか出てきた。長債銀は長銀がモデルだが、同じ時代に銀行員だっただけに、あの頃の事を思い出す。熱量が高い。ベトナムをまた訪れたくなる。2021/04/04
Hideki Ando
4
ホア・スアの調べが聞こえてきそうな、下巻。アジア金融危機のときにもう少し興味を持ってれば良かったと自戒。国内での騒ぎに気をとられ、国際的な視点を持っていなかった。2012/03/07
heian794uguisu
3
アジアの隼はペレグリンの事なわけだが長債銀(長銀モデル)の真理戸氏のベトナムでの活躍がメインの話。上巻はドイモイによる活気みなぎるベトナムが表現されており、下巻はインドネシアに端を発する金融危機を中心に話が進む。正直ハゲタカを読んだだけの僕には難しかったけど興味深く面白かった。ただモデルである長銀の行末が分かっているだけに真理戸氏の頑張りが切なかった。2012/07/03
都人
2
巻末の解説には、この本は「爛熱のアジア経済を舞台にした壮大な金融エンターテインメント」だという。国際金融の術語が多く出てきて、いちいち巻末の解説を参考にしていたが、とにかくこのような世界で生きていくのは大変だなあと実感した。2025/11/01
N田
2
上巻とセット。2015/10/07
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