内容説明
鬼が棲むという陸奥・安達ヶ原。「いつの日か、倅・紫靡帝が甦り、御家の再興を果たさん」戦に敗れた冴月家の当主家虎は、嫡男の骸を抱いて呪いの言葉を吐いた。それから百年、戦国乱世の陸奥に異変が起き、「一人で万騎を倒す」と謳われた美貌の偉丈夫・紫靡帝が復活した。天変地異を引き起こした星の隕石で鍛えた剛刀「羅刹」を手に、下克上の世に踏み出す。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒。82年に『魔界都市“新宿”』で鮮烈なデビューを飾る。85年『魔界行』三部作で一大ベストセラーを放ち、伝奇・幻想・バイオレンス小説の第一人者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。