内容説明
二日たて続けに、東海道新幹線上り列車内で毒殺事件が発生した。二人の被害者は共に早春の三重県志摩のツアーに参加した帰途の奇禍であった。マスコミ騒然の中、名探偵浦上伸介もアシスタントの前野美保と共に事件解明に乗り出すが、浮上した有力容疑者には完璧な二重アリバイがあった。息を呑む時刻表トリックとアリバイ崩し!不可解な連続殺人の結末は。
著者等紹介
津村秀介[ツムラシュウスケ]
1933年、神奈川県横浜生まれ。河出書房編集者、神奈川新聞嘱託を経て、文筆活動に専念する。82年に『影の複合』(祥伝社文庫)で本格推理作家としてデビュー。以降、緻密な構成のアリバイ崩しと爽やかな抒情性で多くの読者を魅了。2000年9月、惜しまれつつ急逝した
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