内容説明
あたしは水晶。16歳のAV女優。嫌われ者の芋虫が、日本のゴダールと豪語する哀しいペテン師・大沢監督の手で、美しい蝶になり世間に羽ばたき出した。だけど恋人・達也は言う。裸のおまえには中途な恋愛感情しか湧かない、レンアイカ…の先の『ンジョウ』が見えないと。最後の『ンジョウ』を手に入れるためにあたしは…。
著者等紹介
末永直海[スエナガナオミ]
1962年、福岡県生まれ。グラビアモデル、舞台女優、ホステス、旅回り歌手、漫画家、小林よしのり氏の秘書など、さまざまな経歴を経て96年、処女作「薔薇の鬼ごっこ」で第三回蓮如賞優秀賞を受賞しプロデビュー。確かな人間観察と魅力的な登場人物が、多くの読者の共感を得ている
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