祥伝社文庫<br> 囁く血―エロティック・ホラー

祥伝社文庫
囁く血―エロティック・ホラー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 354p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396328016
  • NDC分類 933
  • Cコード C0193

内容説明

金持ちだが変態の夫をつなぎとめるため、自分の体に二つめのあそこを移植した妻が辿る、とんでもない運命(「おもちゃ」)。なぜか男女を発情させてしまう不思議な部屋の謎を、オカルト探偵は解明できるか?(「情欲空間の囚」)ますます磨きのかかった奇想と空前の過激さで贈る、官能&恐怖アンソロジー第三弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

酔花

6
ホラー映画の幕開けはコトに及んでいるバカップルから始まることが多いように、ホラーとエロの組み合わせは最早鉄板。ワトキンス「妖女の深情け」は山奥の小屋に軟禁され、死に至る子作りに励まされそうになった男を妖女が助けるお話。主人公の設定を忘れた頃に来るオチには大笑い。ディー「おかまのシンデレラ」はおかまが魔法でシンデレラになり、憧れの人と(物理的に)結ばれる話。ひどい。モリスン「情欲空間の囚」は魔のラブライブ空間に囚われた家族がずっこんばっこんする序盤から、神話にまで話が及ぶ驚きの展開。堪能しました。2015/09/12

くさてる

5
エロティックホラーアンソロジー。3冊目に至って、内容的には雰囲気よりも派手重視で、とんでもない気がする。「妖女の深情け」の落ちにはびっくりした。怒ったら負けだと思う。いや本当に。2011/06/08

しょこたろう

4
翻訳モノは苦手ですがこれは短編の為か楽しく読めました。エロティックホラーのアンソロジー 「妖女の深情け」ヤマンバな話。オチに笑った。この中では唯一のハッピーエンド。映画のキラーコンドームを思い出しました。 「情欲空間の囚」自分なら欲望に負けてひたすら愉しんじゃいそう。 「疵物」救いがなさ過ぎ。 「人魚の歌が聞こえる」人魚がアル中? 「おもちゃ」「愛咬」エログロ。 「いまから三つ数えたら」タイトルがいい。2011/12/07

bitotakeshi

3
エロティックホラーアンソロジー。B級ホラー映画のようなものから日本のモダンホラーに通じる作品もあったりとまさに玉石混交といった感じ。「淫夢の男」は過去にレイプをされた女が加害者に似た男と出会うことでトラウマが再燃するという内容。男の夢に取り込まれるという幻想的なアイデアと過去に受けた心的外傷という現実的な問題がないまぜになって不気味な雰囲気を醸成し、オチについても意外かつ尾を引くものでよく出来ている。2017/01/10

ぽんずマニア

3
エロティックホラーアンソロジー第3集。女性作家も増え、内容はより奔放なトンデモ作品が多い。お気に入りは「おもちゃ」「異形のカーニバル」「おかまのシンデレラ」「情欲空間の囚」。/シリーズ3冊とも楽しめた。本国ではその後も続いたようだけど、10年前の刊行で続編は翻訳されていないからもう読めないんだろうなぁ。2012/07/19

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