内容説明
夫の留守中、ジョイスは家に愛人を引っ張り込んだ。ところが浴槽(バスタブ)のなかでセックス中に相手が急死。挿入状態のまま巨漢の死体にのしかかられて身動きできなくなった彼女は、果たして夫の帰宅前に脱出できるのか?(「浴槽」より)その過激さで前作『震える血』を凌ぐ、官能&恐怖アンソロジー第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
井戸端アンジェリか
19
死人に勃起なし・性交は失敗のもと。うっひゃひゃひゃ、「浴槽」掴みはOK!! いいんだけどねー面白いけどねー飽きちゃった。常に股関を潤しているビッチちゃんオンパレード&大安売りなんだもんなー。全力全開御開帳よりもチラリズムのほうが妄想を掻き立てるってものよ。2016/02/05
たまきら
17
う~む、ホラーか…。気持ち悪いことは確かでした。菊地秀行さんとか、夢枕獏さんとか、一時好きだったなあ…。2020/12/25
HANA
11
エロスを含むホラーアンソロジー。内容も「浴槽」「虚飾の肖像」「硬直」「淫夢の女」となかなか粒ぞろい。レイモンの「浴槽」はシチュエーションといい解決方法といい、異常性を極めていて素晴らしい。「虚飾の肖像」はよくあるテーマだが、違う意味でとても嫌。本国だとシリーズ化してるらしいけど、続きも翻訳されているのかなあ。2010/06/19
くさてる
8
前巻「震える血」が選りすぐりのアンソロジーだったのに対し、こちらは全編が書き下ろしということで、質的にちょっとばらついた印象を受けた。個人的には人間心理の闇的な話が好きなので、「底なし」「最上のもてなし」「硬直」が気に入った。2011/06/08
ぽんずマニア
7
エロティックホラーアンソロジー第2集。前作「震える血」に比べるとエロ度は高くなり、テーマもバラエティに富んだ感じ。/エロホラーにひとひねりある「浴槽」「女体」「最上のもてなし」がお気に入り。2012/07/12