内容説明
「車ごと崖の下へ突き落とされたり、コンクリート塊を抱かされて海中へ放り込まれても、次の日はさっぱりした顔でコーヒーを飲んでるんですって?あなたを殺すには、ダイナマイトを何十本も抱かせるしかないという評判よ」そう、おれは通称「死なずの醍醐」、犯罪都市と化した東京で揉め事処理屋をやっている。不死身だから荒事の専門家。怖いのは女くらい、かな。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二分五厘
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1988.7.15
petitbookworm
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再読。やっぱり面白い。2012/05/26
ちかもり@再出発
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映画「13日の金曜日」のジェイソンをモデルにして出来たのが本作の主人公「死なずの醍醐」らしいが、この作者の手にかかるともう完全に別物。エロはきっちりエロいし、バイオレンスシーンはやはり飛びぬけて上手い。作者がノリにノッてる時期の作品で、「なぜ死なないのか」「どのように復元するのか」「そもそも醍醐は何者なのか」といった大きな疑問が残るものの、どういうわけか最後まで強引に読ませてしまう。菊地作品は読者が知りたい情報を小出しにして謎を残すからずるい。これでは次作も読まざるを得ないじゃないですか(笑)2010/09/05