内容説明
“伊賀鍵屋の辻”で名を馳せた荒木又右衛門の息子、三十郎が出奔して五年。病の床に伏した又右衛門は、柳生烈堂に不肖の息子の探索を依頼した。「父を見返すため、名刀を手に入れて戻ってくる」という書置きを唯一の手掛かりに、烈堂もまた名刀を訪ねる旅に出た。だが、烈堂の前に、探索阻止を目論む謎の忍者集団が!三十郎の身に何が?柳生新陰流の剣が唸る。
著者等紹介
火坂雅志[ヒサカマサシ]
1956年、新潟生まれ。早稲田大学商学部卒業後、出版社勤務を経て88年『花月秘拳行』でデビュー。2009年のNHK大河ドラマ原作に『天地人』が選ばれるなど今最も注目を集めている小説家である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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