内容説明
「被害者は、誰を殺したのか?」長崎の一流ホテルで起きた殺人事件に興味を抱いたルポライター浦上伸介は、被害者野山が「長崎駅近くのホテルで女を殺したらしい」と洩らしていたという情報を入手した。この情報を追うことこそが、野山を殺した犯人に辿り着く早道と思われた。が、該当する殺人事件は皆無であった。では、被害者は誰を殺し、誰に殺されたのか…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
20
ルポライター浦上伸介シリーズ。長崎のホテルの1室で殺人事件発生。その部屋に宿泊していた田中夫妻は、送迎バスの運転手が空港で見かけたのを最後に姿を消してしまう。田中夫妻が殺人犯なのか?彼らの正体は??浦上の調査により、だんだんと集まってくるパズルのピース。事件解決までもう1歩というところに立ちはだかるアリバイの壁。時刻表、搭乗者名簿のチェックも空振りやった後に、空港レストラン付近で追体験を試みた浦上に見えたものは…?うん。あのシーンはドラマ映えすると思う!それにしても、あんなルートをよう考えたもんだわw2019/01/10
コマンドー者
0
今回は時刻表トリックだが、空路まで盛り込んだスケールの大きい分刻みのアリバイトリックが展開される。安定した仕上がりである。2021/09/04
もかすけ
0
興味深い殺人で幕開け。これはと期待したが、後半は延々と時刻表調べ。。。 2020/10/13




