内容説明
「なんてお武家だろう、お褌だけで歩き回るなんて!」。十六歳のお恵は目をまるくして、プッと吹き出した。ここは榛名山が青く望まれる中仙道の往来。れっきとした直参旗本が、見事な桜吹雪の刺青を肩に散らし、しかも褌一本の丸裸。やがて、「旅は道連れ」とばかり、二人の珍妙な旅が始まったが…。のちに名奉行と謳われた遠山金四郎の若き日を描く異色時代小説。
「なんてお武家だろう、お褌だけで歩き回るなんて!」。十六歳のお恵は目をまるくして、プッと吹き出した。ここは榛名山が青く望まれる中仙道の往来。れっきとした直参旗本が、見事な桜吹雪の刺青を肩に散らし、しかも褌一本の丸裸。やがて、「旅は道連れ」とばかり、二人の珍妙な旅が始まったが…。のちに名奉行と謳われた遠山金四郎の若き日を描く異色時代小説。