内容説明
あの頃、堤義明は大磯海岸に世界最初のロングビーチを造っていた。あの頃、大橋巨泉は俳句研究会の新人寺山修司の才能に驚き、俳句を断念した。あの頃、野坂昭如は放送作家として脚光を浴びる年下の永六輔に、激しい嫉妬の炎を燃やしていた。和田勉が、篠田正浩が、山田太一が、菅原文太が…。灰色であろうとバラ色であろうと、早稲田こそわが青春だった。
目次
大学時代から身につけた帝王学―堤義明
役者は三日やったらやめられない―今村昌平、北村和夫、小沢昭一、加藤武、大西信行
テレビ草創期の荒武者―和田勉
銀幕に書いた卒業論文―篠田正浩
最初はアルバイトだった―野坂昭如、永六輔、野末陳平
ジャズと麻雀は身を助ける―大橋巨泉
類は友を呼ぶ―山田太一、寺山修司
受験生にも昼飯を出せ!―田原総一朗
明日は明日の風が吹く―菅原文太
早大漫研のサムライたちがゆく―園山俊二、しとうきねお、東海林さだお、福地泡介




