出版社内容情報
『論語』はいつ読んでも気持ちがいい!
中国古典にも明るい、異才・多能な能楽師が、
孔子時代の古代文字から「心」をテーマに『論語』を読みなおします。
すでに二五〇〇年以上も前に生きた孔子らの言行録『論語』。
孔子の時代の文字を見ていくと、この時代は「心」という概念ができて間もなくの時代であることに気づきます。そこから、本書では「心」の誕生と「命」に挑む人間の姿を考えてゆきます。
「100分de名著」などでも活躍している安田登さんの「論語本」の源流となる一冊。
待望の再文庫化です。
解説:内田樹
(*本書は『身体感覚で『論語』を読みなおす。』に新たな「まえがき」を加え、加筆修正のうえ改題しました)
内容説明
孔子は四十にして「惑わず」とは言わなかった!異才・多能な能楽師が、孔子時代の古代文字から「心」をテーマに『論語』を読みなおす。
目次
序章 からだで読む『論語』
第1章 論語世界との新たな出会い
第2章 「命」の世界
第3章 孔子学団に入門する―「学」とは何か
第4章 「詩」―叙情世界に本質は宿る
第5章 「礼」―魔術とマニュアル
第6章 「心」―このまったく新しい世界
著者等紹介
安田登[ヤスダノボル]
能楽師。1956年千葉県生まれ。下掛宝生流ワキ方能楽師。高校教師時代に能と出会う。ワキ方の重鎮、鏑木岑男師の謡に衝撃を受け、27歳で入門。現在はワキ方の能楽師として国内外を問わず活躍し、能のメソッドを使った作品の創作、演出、出演などを行なう。NHK「100分de名著」講師・朗読(『平家物語』、『太平記』)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しゅー
柞山力哉
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