出版社内容情報
●「世界で唯一日本を理解する国」の真実
・戦前のアメリカ人が見た日本統治下の台湾
・戦前の日本統治は何を遺したか
・昭和天皇お手植えの桜の里帰り
・戦後の日本外交の最大の汚点・日台断交
・なぜ米台関係がねじれてしまったのか
・2・28事件の始まりと終息
(目次より)
●中国の台頭と野心によって、窮地に立つ台湾、
日本にとって対岸の火事ではない
ロシアのプーチン大統領が始めたウクライナ戦争を、二つの国が凝視している。中国と台湾だ。
中国を抑止するためには、自由主義諸国の固い結束、とくに日米同盟が台湾防衛に当たって機能することが必要である。
中国が台湾に襲いかかることによって、台湾有事が発生した場合に、日本をかならず捲き込む局地戦争になろう。もし、日本が自衛隊を台湾に対する後方支援だけにとどめようとしたら、世界の物笑いとなる。そして、日米同盟関係が崩壊してしまおう。
(「文庫のためのまえがき」より)
内容説明
ロシアのウクライナ侵攻で、中国と台湾は新たな緊張関係に!「台湾を必ず守る」バイデン発言の真意とは?この国の本当の歴史と現実を、日本人は知らない。
目次
序章 台湾は中国ではない―その成り立ちと歴史をたどる
1章 世界で唯一「日本」を理解する国―戦前の日本統治は何を遺したか
2章 〓介石は台湾で何をしたのか―知られざる暗黒の国民党統治
3章 米中、日中に翻弄される台湾―世界で最も虐げられている国の悲劇
終章 「日本と台湾」の将来―なぜ両国は、運命共同体なのか
著者等紹介
加瀬英明[カセヒデアキ]
外交評論家。慶應義塾大学、エール大学、コロンビア大学に学ぶ。「ブリタニカ国際大百科事典」初代編集長。1977年より福田・中曽根内閣で首相特別顧問を務めたほか、日本ペンクラブ理事、松下政経塾相談役などを歴任。公益社団法人隊友会理事、東京国際大学特任教授。1936年、東京生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Kitakoshi Daisuke