出版社内容情報
●「もっとやれることがあったのに」と後悔しないために
■認知症という診断に悲観しない
■病院・薬・老人ホームとの付き合い方
■年を取るほど肉食を心がける
■老化防止に落語と音楽
■家の中に閉じ込めない
■一人暮らしの方が認知症の進行は遅い
■実は認知症ではないケース……
●「老年精神医学」が教える認知症との付き合い方
大事なことは、「親に機嫌よく生きてもらうこと」です
老いた親が認知症と診断されたからと言って、子どもが絶望する必要はまったくありません。
認知症は、それ自体が直接的に死に結びつく病気ではありませんし、対応次第では症状を緩和させたり、進行を遅らせたりすることが充分に可能だからです。
いつかは来る親の死を前に、そして後悔しない親子関係のフィナーレを迎えるために、本書が読者のみなさまのお役に立つことを祈ってやみません。(「はじめに」より)
内容説明
認知症は、老化に伴う自然現象です。絶望する必要はありません。互いに不幸にならないために子どもが知っておきたい39のこと。
目次
プロローグ 「あれっ、親がちょっと変?」と感じたら(なんでも「ボケ」で片づけない!;「認知症」の診断が間違いである可能性 ほか)
第1章 そのとき、親には何が起きているのか(脳は加齢でどうなっていくのか;物忘れがはじまったとき… ほか)
第2章 「変わりはじめた親」に子どもはどう向き合えばいいのか(「いま現在の親」ときちんと向き合う;親の症状に感情的にならない ほか)
第3章 老いた親に機嫌よく生きてもらうために(頭ごなしに否定しない;悲嘆には、まず寄り添ってあげる ほか)
第4章 親子関係のフィナーレで後悔しないために(親を家に閉じ込めてはいけない;親が一人暮らしを望んだら ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒業。1988年より高齢者専門の総合病院、浴風会病院精神科で高齢者の臨床に取り組み始める。その後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー、再び浴風会病院の精神科を経て、国際医療福祉大学心理学科教授、ヒデキ・ワダ・インスティテュート代表、一橋大学国際公共政策大学院特任教授、川崎幸病院精神科顧問を務める。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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