内容説明
「20代の5人に1人が便所飯を経験」という驚愕の調査結果が意味するものは何か?教室内カーストと「便所飯」の歪んだ心理を解読する。
目次
第1章 「便所飯」現象は、何を物語るのか(なぜ、よりにもよって「トイレで食事」?;「便所飯」行為を信じられない・信じたくない人たち ほか)
第2章 「スクールカースト」―教室に「身分制度」が生まれた(本来、日本人は「和」を重んじない民族だった;群れるのを嫌う「一匹狼」への、密やかな憧れ ほか)
第3章 本音を言えない若者は「真の自己」を失っている(「お芝居」で人づきあいを続けると、根本的な「人間不信」に陥る;ランチメイトとの「寒~い」会話 ほか)
第4章 「人間性」を大事にしすぎたら、社会が壊れた(大きな誤認―「IQよりEQが大事」ではない;日本社会を覆う「人間性至上主義」の謎 ほか)
第5章 若者たちは、なぜ未来に希望が持てないのか(大学が高校化している?クラスにしがみつく意識;入社後も、学生時代の癖を引きずるOLたち ほか)
著者等紹介
和田秀樹[ワダヒデキ]
精神科医。1960年、大阪生まれ。東京大学医学部卒。東京大学附属病院精神神経科助手、アメリカ・カールメニンガー精神医学校国際フェローを経て、日本初の心理学ビジネスのシンクタンク、ヒデキ・ワダ・インスティテュートを設立し、代表に就任。志望校別受験勉強法の通信教育「緑鐵受験指導ゼミナール」主宰。現在、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)。一橋大学経済学部非常勤講師(医療経済学)。専門は老年精神医学、精神分析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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