内容説明
天橋立のかぐや姫伝説、宮島に伝わる清盛の祟り、松島の独眼竜の「隠し砦」etc.日本三景に潜む謎を明かす。
目次
序章 日本三景の知られざる真実(一直線に並ぶ古代軍事拠点)
第1章 天橋立とおとぎ話伝説(渡来人の玄関口;聖徳太子と鬼退治;秦氏とかぐや姫伝説 ほか)
第2章 武将たちに愛された宮島(厳島神社とキリシタン;月と宮島)
第3章 松島と独眼竜(東北随一の絶景;塩竃神社の謎;松島と奥松島地区 ほか)
著者等紹介
宮元健次[ミヤモトケンジ]
1962年神奈川県生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。宮元建築研究所代表。龍谷大学国際文化学部准教授、大同工業大学教授を歴任。日本各地の歴史的建造物を、徹底した現地取材と文献渉猟に基づき斬新に読み解く。テレビ番組監修・出演、講演でも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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風地
10
天橋立に行く計画があるので予習です。著者は建築家なので、建物の造形や配置など詳しく書かれていて、史学・民俗学の本に比べるとその部分が新鮮に感じました。自分には天橋立の知識がほぼなかったので、新羅との関係や聖徳太子の母・間人皇后が丹後出身だとか、水銀のこととか、とても興味深く楽しく読みました。ただ、どこまで本当かな〜?という胡散臭さはありますが。それにしても丹後の神話にまつわる読み物少ないね!検索すると丹後風土記とか出てきちゃって、それはちょっと本格的すぎよ…って困っちゃいました。2024/08/21
KANO
3
天橋立の近くに住んでるので、地元民でも知らないことが書いてあり 大変面白かった。特に ・日本三景は地図上で何故、一直線上に並ぶのか ・籠神社の神職 海部氏の系図(日本国宝に指定)と天皇家の繋がり ・日本三景には何故、それぞれ「弁財天」が祀られているのか ・真名井神社・皇大神社と伊勢神宮の関係 ・松並木にある「磯清水」に、心ない者による油投入事件 ・松並木が過去2回ほど分断されかけた、その経緯 等は面白かった。 「すごい」「感動」「へぇ」と言いながら読んでました。(^o^) 2014/04/30
アキ
1
昨日まで宮島・厳島神社に観光してきた。 大鳥居をみながらポカポカ陽気の参道で腰をおろし、この本を読んだ。 宮島・天の橋立・松島が一直線上にあり、しかも夏至の日の出の方向と一緒だなんて!かつてピラミッドの本を読んだ時と同じ感動がある。 また特に丹後地方のかぐや姫伝説や浦島太郎などと新羅・秦氏と地名の関係が読んでいてそうかと納得する話が多く、興味深かった。 日本史もガイドブックはたくさん出ているがそれを少し掘り下げる本を図書館で借りてその土地で読むと感慨もひとしおである。 今度は、ロープウェイで花崗岩観察した2016/10/17
zatugei
0
タイトルの軽薄さから旅の友に持っていったが、かなり独特で深い。ある意味、トンデモ本。でも面白い。2017/05/11
上島敏昭
0
軽い書き方をしているがかなり深い。ある種、トンデモ本的だが、おもしろい。2017/05/11
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