祥伝社黄金文庫<br> 雪月花の数学―日本の美と心をつなぐ「白銀比」の謎

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祥伝社黄金文庫
雪月花の数学―日本の美と心をつなぐ「白銀比」の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 190p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396315139
  • NDC分類 410.4
  • Cコード C0140

内容説明

数式はすべてを知っている。日本文化における「数」の不思議を解き明かす。

目次

第1章 日本の美に潜む〓(ルート)2と正方形の謎―日本人が愛する「数」と「形」(「黄金比」に対する「白銀比」とは何か;日本の伝統建築と「白銀比=〓(ルート)2」 ほか)
第2章 黄金比が描く「動」、白銀比が示す「静」―数が明らかにしたヨーロッパと日本の感性の違い(ピラミッド、ミロのヴィーナスと「1対1.6」;『ダ・ヴィンチ・コード』にも登場する「黄金比を導く数列」とは ほか)
第3章 「五・七・五」と「素数」の関係―なぜ日本人は「3・5・7・9」の「奇数」を大切にするのか(「5音と7音の組み合わせ」は日本の伝統;北野映画でも用いられる「5」と「7」 ほか)
第4章 江戸の驚異的数学「和算」の世界―天才数学者を輩出する日本、その伝統と理由(縄文時代にも数学はあった;江戸のベストセラーとなった数学書とは ほか)
第5章 雪月花の数学―四季折々の自然を愛でる心、数式はすべてを知っていた(富士山に指数曲線が重なる事実;オイラーによる発見 ほか)

著者等紹介

桜井進[サクライススム]
1968年山形県生まれ。東京工業大学理学部数学科卒業、同大学大学院卒業。サイエンス・ナビゲーター。東京工業大学世界文明センターフェロー。在学中から、講師として教壇に立ち、大手予備校で数学や物理を楽しく分かりやすく生徒に伝える。2000年、日本で最初のサイエンス・ナビゲーターとして、数学の歴史や数学者の人間ドラマを通して、数学の驚きと感動を伝える講演活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

月讀命

26
数学というと数字の羅列、公式、方程式など文系にとっては避けて通りたいものの代名詞と決めつけていたが、実は数学とは「芸術」であり、この上なく美しいものであるという事を知った。1:1.6の黄金比を重んじる西洋の美術、建築など対して、日本の1:√2を重んじる白銀比は、伝統建築や美術に取り入れられている。√2=1.4142・・を昔の人が知っていたわけはなく正方形を利用したものだが、この思想が、建築、美術、和歌、華道など日本文化に繋がっており、和風の持つ渋さを醸し出す。西洋かぶれでなく和風美を大切にしたい。 2010/05/10

ひろ

17
西洋の黄金比に対する日本の白銀比、江戸時代に発達した和算の歴史など、日本という視点から数学へアプローチする。例えば「5・7・5」「5・7・5・7・7」で構成する俳句や短歌は、構成要素もその和もすべて素数で、さらには白銀比が隠れている。白銀比こそが無駄を好まず質素を美徳とする日本人の精神に通じているというから、なんとも興味深い。数学の雑学としてはもちろん、日本人として大事な考え方を知ることができるという点でも楽しめる一冊。2014/06/14

mymtskd

6
日本の美や文化に潜む白銀比というものを初めて知りました。黄金比が長方形なら白銀比は正方形というのも日本で暮らしていればなるほどと実感します。俳句までも正方形に当てはまるというのも本当に面白い!また和算に触れているのも興味深い!本書は数学的意味まできっちり理解できなくても、あーそういうことなのね、とわかるように書かれており、そのあたりさすが桜井進さんなのです。2019/05/06

くまこ

5
数学の雑学風寄せ鍋みたいな本。日本の伝統文化に活かされている白銀比という着眼点が面白かった。日本人が、正方形の一辺と対角線の比をどう利用してきたかが具体的に解説されている。西洋文化の黄金比との比較は読みやすかったが、結論がやや強引な感じ。もっとテーマを絞って掘り下げたらよかったと思う。2012/06/23

reur

4
日本人が美を感じるのは無駄を出来得る限り削ぎ落とした本質根源的な部分なのかそれとも江戸時代の高度な自給自足精神の成せる業なのかという感じですが 日本の魂は東北に息づいてる様なのでこの地域の復興再生に和算の精神が生かされると良いなと思います。2012/07/17

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