内容説明
宮大工にとっては、多くの古建築を見て学ぶのも大切な仕事のひとつなのです。今まで歩いてきた社寺は数え切れないのですが、その中でも、ぜひ皆様に1度は見ていただきたい社寺を厳選して、紹介させていただきました(「まえがき」より)。
目次
1章 法隆寺を歩く―「一〇〇〇年のヒノキ」が支える木造建築の原点(法隆寺伽藍図;「古の都・奈良」の見所 ほか)
2章 華麗なる「平安時代」を歩く―やさしく日本的な「軒反り」の美(「極楽浄土を訪ねるコース」の見所;京都では郊外にいい建物が多い ほか)
3章 技術の粋、多宝塔を歩く―「丸い胴」はどう造られたか(「多宝塔を歩くコース」の見所;中世建築に、数多く巡り合えた幸せ ほか)
4章 湖東三山と山寺を歩く―山と一体化した「自然美」を楽しむ(「山寺(社)を歩くコース」の見所
平地にあるお寺の楽しみの一つ ほか)
5章 のびやかな「中世」瀬戸内を歩く―私が愛する創意工夫に富んだ古建築(「中世を歩くコース」の見所;瀬戸内では、なぜ自由に創意工夫をこらせたのか ほか)
著者等紹介
松浦昭次[マツウラショウジ]
1929年、静岡県生まれ。17歳で父の跡を継いで宮大工の世界に入り、以後50年以上、全国各地の国宝や重要文化財建造物の保存修理工事に従事する。国宝5ヵ所、重要文化財27ヵ所の修理に携わり、文化財専門の最後の宮大工といわれる。1999年、「技術者の人間国宝」(正式名称・選定保存技術保持者)に認定される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さんご
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bittersweet symphony