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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青春パッカパカス
24
「空は青いか、海は広いか、夢はあるか、友はいるか、誰かに恋してるか、ポケットの中の金で満足か、そーか、じゃあ、さっさと死ね」帯にあったこの詩を読み衝動的に購入した、ビートたけしの詩集。この人、詩もいけるのか!2014/06/26
GIN@本棚大洪水中
24
約50歳ほど年が離れているビートたけし氏の詩集、この詩集はタイムレス(永遠化)なのではないかと思ってしまう。しかし、それは私の考え方が古典的であるともいえる。平成生まれにして昭和な雰囲気が好きな一面があるのはいけないことであろうか。そんなことを思案してしまうが、それも日本が築き上げてきた一文化なのである。原点回帰を目指して古典文学を読むことも良いではないか。感想からすっかりずれてしまったが、この本は詩集かつ哲学なのです。一つ一つは小さいけれど、真剣な哲学であるのです。2014/01/27
じーにあす
16
たけしさんは、私のような人間が大嫌いだろう。自分を守る事ばかり考えていて、人を恨むような私を、卑怯だな、ズルいよな、早く消えろと思うだろう。死ぬ勇気もないんだろ?と本心を突くだろう。それでも私は、たけしさんの作品に強く惹かれる。弱さをさらけ出した詩に涙が出てくる。辛いのは、自分だけじゃないと、思わせてくれる。人間なんて、ちっぽけだと、思わせてくれる。人生なんて、辛いもの。だったら、無理してでも笑っていようぜ!笑って、辛い事忘れようぜ!そう書いていないのに、そんな風に感じられる。厳しくも、愛のある詩集です。2018/09/13
みゃーこ
15
詩は嫌いなんだけどこの人の書いたものは不器用で繊細で正直で純粋な感じがするんはなぜだろう?とても入っていけた。ブサイクなところをさらけだしてる感じがこちらのブサイクなところに響いてくる。汚さとか見栄とか弱さとか。ほんとの恥(ブサイクなこと)って何だろうか。とってもちっぽけなことなのかもしれない。2012/10/06
シグマ
11
いっぱい出てくる「彼女」さんとか「あの子」とか、皆同じ人なのだろうか。失って初めて気づいたと言葉を変えて繰り返しているが全員別人だったらちょっと感動は薄れるかもしれない…2018/08/01
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