内容説明
藤原道長や秀吉がめざした聖地、魂の安息を求める1200年の旅。空海が味わった挫折と復活、現代人に活力を与える生き方に迫る!本書では、高野山の歴史、空海の思想とあわせ、近年話題になっている密教と錬金術と水銀のミステリアスな関係についても光りをあててみた。
目次
序章 超人・空海が発見した高野山(山中に出現する一大宗教都市;高野山発見にまつわる伝説とは?)
第1章 なぜ“日本の総菩提所”と呼ばれるのか(なぜ戦国武将たちは、高野山に墓を建てたのか;天下人・信長を警戒させた戦国の法城 ほか)
第2章 “マンダラの人”空海は、なぜ高野山を選んだのか(空海はなぜ密教をめざしたか;なぜ最澄との友情に亀裂が生じたのか ほか)
第3章 なぜ高野山では水銀が重要視されるのか(密教と錬金術の関係;高野山を走る水銀鉱脈 ほか)
第4章 空海以後の高野山の盛衰を探る(貴紳たちの高野詣で;弟子たちの数奇な運命 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くりげ
2
ふーん・・・・2011/07/13
ニペ
1
高野山の成り立ちを知るために読みましたが、話があちこちに飛ぶため、目的達成には不十分でした。 ただ、話の一つ一つが興味深く描かれていて、読み物としては面白いと思います。2016/03/05
空海
1
日本中に弘法大師・空海の足跡があり特に高野山・神護寺・東寺・比叡山延暦寺・四国霊場等がある。一人で四国・比叡山・京都・奈良・中国等で修業し最後は真言密教を切り開いた超人空海に敬意あるのみ。この本は分かりやすく大変面白いものであった。何回も読みたい本だ。2016/01/11
出世八五郎
1
オカルトチックな本書。しかし、それが魅力になる平安僧・空海。
山河
0
国内全土に弘法大師空海の足跡がある。高野山中心に神護寺・東寺・比叡山延暦寺・四国霊場【88ヵ所】が主な所である。一人で四国、比叡山、京都、奈良、そして隣国中国で修行し最後は真言密教を切り開いた超人空海に敬意あるのみ。 大変面白く何回も読みたい本。 2016/01/11