目次
1章 教科書では学べない日本史の真実―なぜ、という疑問がかくされた部分を明らかにする
2章 “英雄伝説”の虚と実―巷談、俗説と素顔とのこれだけの落差(怪僧弓削道鏡は政争の被害者ではなかったか;逆臣平将門がなぜ、民衆の英雄なのか;藤原道長を支えたオカルト的信仰;“諸国漫遊”したという時頼、黄門の巧妙なウソ;蓮如上人は、27人の子を産ませた偉大な精力家;詩仙堂の石川丈山は幕府のスパイであった;大まじめでカラスを島流しにした将軍綱吉の迷信;ワイロ二千億円、田沼意次の政治的すご腕)
3章 女性こそ、日本史の主人公―古来、男はこれだけしいたげられてきた(物乞いにまで堕ちた小野小町の美女ゆえの不幸;女に優しすぎて平家を亡ぼした清盛の悲劇;室町幕府を支えた守銭奴日野富子の母性愛;太閤秀吉も女にだけはかなわなかった;三代将軍家光をホモに走らせた教育ママ春日局)
4章 世界で独特の文化が生まれた秘密―伝統と経験が生みだしたすぐれた科学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
43
面白かったです。歴史への主観の混じったエッセイという感じ。ちょっと個人の意見が強いんじゃと思う話や、諸説ありのうちの1つだけを取り上げてしまった感じもあります。しかし、興味を掻き立てられて自分でも深く調べてみたくなる内容ばかりでした。まさに歴史トリビア。2018/07/08
Mentyu
3
もともと週刊誌の日本史コラムだったらしい。日本史上の性愛に関する話がほとんどで、いわゆる通俗的読み物となる。昭和の週刊誌で喜ばれそうなネタばかりなので、現在の価値観からすると批判殺到となりそうな内容も少なくない。そういう時代の産物ということになるだろうか。買ったのは中学生の時だったので、当時は内容が全く理解できず、何のことやらといった印象だった。2020/10/02
出世八五郎
2
トリビア日本史。
Mentyu
1
日本史にまつわるトリビアが紹介されている本。あまり歴史に興味のない人でも気楽に読めると思う。例えば明治初頭には日本人は優秀な西洋人と混血することで野蛮さから解放されるなどという事が大真面目に議論されていたとか…そういう感じです。2012/12/19
ひろつそ
1
「葬る」は「放る」が由來とは。2010/06/16