内容説明
“「イタダキマス」と聞こえた。王は乳房を見つめていた。ふくらみの上に、唾液がしたたり落ちてハネをとばした。「やめて」地獄の底で悶える罪人のようにジェリコは叫んだ。王が右の乳にかぶりついた。歯が肉にめりこんだ。「嫌あ」歯が肉を、ぶちり、と…”果てのない飢餓が支配する“箱舟”。異形の“積荷”同士が喰らい合う凶宴の最中、“操舵室”を目指すハヤトたちに、突如、矢が!自分たち以外にも人間がいるのか?期待が胸をよぎった刹那、身の毛もよだつ罠が迫る…。著者が贈る新たな異世界の闇、急展開。
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、82年『魔界都市“新宿”』でデビュー。85年、『魔界行』(祥伝社刊)三部作が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テキィ
2
エイリアンシリーズは当時としては不思議なテクノロジーがいっぱいあってそれが魅力だったんだけど、21世紀の現代は色々と実現しておりセンスオブワンダーは少な目かなぁ~ Dの最新刊とかどうなっているんだろう?2013/08/10
ちゅるふ
2
女っ気の少ない当作品では、一身に被害を受けるジェリコさんが不憫です。なんてのは、菊地系では似合わないな。2013/06/23
高城剣
1
昔の作品の方が面白かったな。何かgdgd2014/06/04
ユイ
1
戦士らしい活躍が少なくて残念。2013/10/30
ytkhs
0
ジェリコさんは立ち位置的にいろいろとあれですからね。まだまだ今後の展開に期待といったところ。2013/12/02