Non novel
京都「新懐石」殺人事件 - 長編グルメ・ミステリー

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396207359
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

〈老舗の総料理長はなぜ狙われた? トロッコ列車、10分間の死角〉
市田ひろみ氏(服飾評論家 京都在住)が太鼓判!
「群を抜いて面白い“京都もの”随一の傑作」

晩秋の京都嵐山を走るトロッコ列車内で、老舗旅館の総料理長室田が何者かに刺殺された。折しも市内を取材中だった被害者と旧知のカメラマン夏樹優一郎は驚愕、独力で真相究明に乗り出した。やがて浮上した料理業界内の確執と室田の性癖。夏樹は容疑者を絞り込むが、すべて完璧な不在証明(アリバイ)があった。さらに室田が遺した謎の言葉に夏樹がヒントを見出したとき、第二の事件が…。古都の旅情、垂涎の味覚情報、意表を衝く仕掛け(トリック)を満載し、新鋭が飛躍を見せた大好評グルメ推理(ミステリー)の最新傑作!

料理と人間を描き切った“京都もの”随一の傑作!
服飾評論家 市田ひろみ
“京都もの”と呼ばれる作品は数えきれないほど読んだが、この『京都「新懐石」殺人事件』は、群を抜いておもしろい。それは、金久保氏の緻密な取材と調査力のすごさによるものだろう。
 京都の料理業界も、時代の流れの中で、まさに新・旧の対比があり、そうした人間模様のおもしろさ、おそろしさを、見事に描き切っている。 京都の四季の美しさを縦糸に、人間の業を横糸に、トロッコ列車の殺人から終章まで、一気に読ませる傑作だ。

【著者紹介】
「伝統と風雅の町・京都を描くことは、東京人の私にとって勇気の要る試みでした。先人たちの名作に負けまいと知恵を絞り、取材を重ね、ようやく完成しました」と語るように、氏は本書で日本最大の観光地へ果敢に挑み、見事に傑作を生み出した。旅の興趣、垂涎の料理、アリバイの謎解き─三味の絶妙なるハーモニーが織りなすトラベル&グルメ・ミステリーの逸品を、とくとご賞味あれ。平成十一年、『〈龍の道(ドラゴンレール〉殺人事件』(ノン・ノベル/祥伝社刊)で推理界にデビュー。翌年の第二作『みちのく蕎麦街道殺人事件』(同)でさらに読者を拡大した。創作の他にも雑誌・新聞など様々な媒体で執筆、紀行作家、料理評論家としても活躍中。昭和二十二年、東京生まれ。

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