内容説明
戦国動乱のただ中、いかなる勢力にも与しない精鋭の独立戦闘集団があった。人呼んで“魔火矢党”。その若き首領・土岐名誉は巨富を得るため、並みいる梟雄の利権を貪り、援軍を請いに日参する戦国武将を、逆に策謀の闇に葬っていった。下剋上の裏に暗躍する魔火矢党の真の狙いとは？やがて次なる標的を織田信長と今川義元に定めた名誉は、想像を絶する作戦を信長に仕掛けた！雄大にして大胆な構想と軽快な筆致で贈る、興奮必至の傑作戦国アクション。
著者等紹介
羽山信樹［ハヤマノブキ］
１９４４年東京生まれ。武蔵工大卒業後、８年にわたり、各国を遍歴。’８４年『流され者』を刊行し、鮮烈なデビューをかざる。強烈な個性を放つ実力派として活躍が期待されたが、’９７年急逝
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