内容説明
北海道で妊娠女性の胎内から奇怪な生物が出現、山中へ逃げた。数カ月後、それは羆のような巨体と驚異の運動能力を持つ超獣と化して、民家を襲った。そして同様の事件が世界各地で起きた。やがて“ゼウス”と名づけられた化物は次々に増殖、大群となって都市部へと侵入した。地獄と化した北海道。ついに警察・自衛隊・住民を巻き込むゼウス殲滅戦に突入したが、惨事はさらに拡大した…。いったいゼウスとは何物か?人類はこの最悪の敵を斃せるか…。俊英が満を持して放つ驚愕の超弩級サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のりすけ
11
もっとエイリアンみたいな、エグいのが来るんかなーと想像してたら、以外にあっさり。話の大筋はエイリアン。繁殖の仕方がいやらしい。ゼウスのビジュアルがイマイチ想像しにくいのが欠点かなぁ。パニックものが読みたくて手にしたんだけど、もう少し禍々しさがあったほうが良いと思う。2018/05/03
tetsu
4
★1 あまりにもありえない設定にどうにもこうにもついてゆけず、残念ながら途中で挫折。有川浩のサガミレガリスのほうが数倍いい。2014/04/09
おしょも
2
へー。ほぉー。と思いながら、あっという間に読み終わりました。鎌田さん、カッコいいですね。スピンオフを書いてくれないかな。2019/07/15
大福
2
人為的に大量に生み出されたモンスターと人間との死闘を描くパニック小説。西村寿行さんの作品に近いが、あそこまで濃厚な感じはない。割とハッピーエンド?な終わり方に加え、主人公が中学生であることもあって若干爽やかな印象も。ただ作中のモンスターは相当エグい。自衛隊?軍隊?系の専門用語が多く、若干の読みにくさに繋がっている気もするが、それもまた作者の作風といえるかも。2016/02/17
松元
2
パニック小説。神はサイコロを降らないで好きな作家さん。ぐろいし難しいしで少し時間かかる。でもおもしろ!ただ妊娠二ヶ月でお腹はでませんよ?もしかして最後のあれって。。2011/12/31