出版社内容情報
利休が辞世で示したもの
茶道の大成者として知られる千利休。しかし利休は、美の価値を創造した当代随一の文化人であるだけでなく、豊臣秀吉政権において豊臣秀長と共に重きをなす存在でもあった。具体的には、秀吉と戦国武将たちの間を調整する申次(第九・十章参照)を行った。本書では、利休と茶の湯を通して、天下人および戦国武将の内面に迫り、戦国時代を俯瞰する。また、これまで茶人や学者が解釈を試みてきた利休の辞世――後世日本人の価値観に影響を与えた――に対して、著者ならではの視点で解説する。はたして、利休は何を伝えたかったのか。利休以後の世界に生きる私たちが、それ以前の価値観に触れることができる1冊。
※本書は、月刊「なごみ」(淡交社)に連載された「利休の時代」(2013年1月号~12月号。現在は終了)を再構成して加筆修正し、新章・新原稿を加えたものです。
【目次】
第一章 千利休の前半生は謎だらけ
第二章 利休以前の茶
第三章 勇将の遺言状
第四章 滝川一益の嘆き
第五章 立花誾千代と宗茂
第六章 織田信長という圧倒的な個性
第七章 利休と権力者たち
第八章 公儀と内々
第九章 「申し次ぐ」ということ
第十章 伊達政宗の絶交状
第十一章 政宗と秀吉
第十二章 豊臣秀次切腹事件と利休
第十三章 上方の武士、田舎の武士
第十四章 利休に学んだ大名たち
第十五章 前田家と祖心尼
終章 利休の死、そして謎の辞世
内容説明
茶道の大成者として知られる千利休。しかし利休は、美の価値を創造した当代随一の文化人であるだけでなく、豊臣秀吉政権において豊臣秀長と共に重きをなす存在でもあった。具体的には、秀吉と戦国武将たちの間を調整する申次(第九・十章参照)を行った。本書では、利休と茶の湯を通して、天下人および戦国武将の内面に迫り、戦国時代を俯瞰する。また、これまで茶人や学者が解釈を試みてきた利休の辞世―後世日本人の価値観に影響を与えた―に対して、著者ならではの視点で解説する。はたして、利休は何を伝えたかったのか。利休以後の世界に生きる私たちが、それ以前の価値観に触れることができる一冊。
目次
千利休の前半生は謎だらけ
利休以前の茶
勇将の遺言状
滝川一益の嘆き
立花〓千代と宗茂
織田信長という圧倒的な個性
利休と権力者たち
公儀と内々
「申し次ぐ」ということ
伊達政宗の絶交状
政宗と秀吉
豊臣秀次切腹事件と利休
上方の武士、田舎の武士
利休に学んだ大名たち
前田家と祖心尼
利休の死、そして謎の辞世
著者等紹介
本郷和人[ホンゴウカズト]
歴史学者、博士(文学)。1960年、東京都生まれ。1983年、東京大学文学部卒業。1988年、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。同年、東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、東京大学史料編纂所教授。2026年に定年退職、藤田医科大学特命教授・リベラルアーツセンター長、武蔵大学特別招聘教授に就任。専門は中世政治史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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