祥伝社新書<br> 悪意の日本史

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祥伝社新書
悪意の日本史

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396117115
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0221

出版社内容情報

■悪意で読み解く日本の裏面史

SNSによる誹謗中傷事件が、連日ニュースを賑わせている。これらは「現代病」として取り上げられるが、日本の歴史を振り返れば、決して今に始まったものではない。
勝者によって書かれる『日本書紀』などの歴史書では、戦や権力闘争に敗れた相手は、醜く惨めに描かれることが定めのみならず、道鏡事件における称徳天皇のように、女性への性的な誹謗中傷も古来行なわれてきた。
本書は、古典や歴史書に記された事実から人間の悪意を読み解き、その裏にある共通点や現代に通ずる歪んだ正義感を読み解くもの。
自らもいわれなき炎上を体験した著者だからこそ書ける、日本人の本質。

内容説明

SNSによる誹謗中傷事件が、連日ニュースを賑わせている。これらは「現代病」として取り上げられるが、日本の歴史を振り返れば、決して今に始まったものではない。勝者によって書かれる記紀などの歴史書では、戦や権力闘争に敗れた相手は、醜く惨めに描かれることが定めのみならず、道鏡事件における称徳天皇のように、女性への性的な誹謗中傷も古来行なわれてきた。本書は、古典や歴史書に記された事実から人間の悪意を読み解き、その裏にある共通点や現代に通ずる歪んだ正義感を読み解くもの。自らもいわれなき炎上を体験した著者だからこそ書ける、日本人の本質。

目次

悪意極まれば人間扱いしない―容貌描写と悪意
悪意をうたう古代歌謡
古代の大罪、呪詛
嘘の告発と悪意
公正であるはずの歴史書に秘められた悪意
言霊が信じられていた古代なればの罰としての改名
弱者へ向けられる悪意、強者へ向けられる悪意
「悪霊」化の瞬間
女性蔑視と悪意
中世の大罪・悪口
近世の悪口祭と、古代の大祓
「普通の人」がよそ者へ向ける悪意
悪意を利用した支配
家族の中の悪意―日本版シンデレラ『落窪物語』の場合
七代祟る―一定の家筋への悪意
まじないとわらべ歌の悪意
悪意をぶつけられた歴史上の人物

著者等紹介

大〓ひかり[オオツカヒカリ]
古典エッセイスト。1961年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部日本史学専攻を卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぽんすけ

15
自分自身のSNSでの炎上体験を元に書かれた本。転んでもただでは起きないのはさすがである。タイトルで思わず手に取ったのだが、確かに色んな歴史書を振り返ってみると結構えぐい表現が多いことに気づく。一番最初に読んだ時には違和感があっても、次第にそういう書き方か、とスルー能力が高くなっていて、改めて言われるまで気付かなかったことに赤面である。しかし昔は言霊や呪詛の威力がとんでもないものだったらしく、出るわ出るわよくもまぁとあきれ返る。作者も言っていたが冤罪で失脚させられたり、死に追いやられた人も大勢いたことだろう2025/05/15

クレイン

11
古典の物語の側面の一部を語っていた。権力者サイドは歴史を美化できるし、敗者はもうやられたい放題なのは今も昔も変わらんのか。なんとなくやっぱりねとは思いつつ、悲しくなる。自分の身が安全とわかって初めて攻撃的になる人の思考も怖い。SNSがー!とかではなく今も昔も人を貶める悪意はちゃんと存在していた。2025/04/19

mawaji

5
著者がSNSで受けたあらぬ誹謗中傷がモチベーションになって書き上げられたという本書、たいへん興味深く読みました。千年以上前から記録に残っている悪意や妬み・嫉み、女性蔑視が今現在も連綿と続いている現状を鑑みると、それは今後も未来永劫継続される人間のサガ(性)というものなのでしょう。森達也氏が言うように「善良な人が悪を犯す、自分にもその要素はある」という悪意の自覚が、炎上させてしまったり炎上に巻き込まれてしまった時に狼狽えたり拗らせたりしてしまわないための受け身として大切な一歩だということなのだと思いました。2025/04/21

タマ

2
著者が以前に出した「ヤバいBL日本史」の帯文が差別的である、とSNSのインフルエンサーに批判されたことで炎上しなぜか作者まで差別主義者と誹謗中傷を受けたことがきっかけでかかれたという。私もXでは読書クラスタにいるのでこの騒動はリアルタイムで知っていたが、見ていた以上にひどい攻撃があったようだ。歴史上の様々な誹謗中傷、讒言、虐待などが紹介されていて面白い。2025/04/18

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