祥伝社新書<br> 詭弁社会―日本を蝕む“怪物”の正体

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祥伝社新書
詭弁社会―日本を蝕む“怪物”の正体

  • 山崎 雅弘【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396116965
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0295

出版社内容情報

日本社会に跋扈する二匹の“怪物”

近年の政治報道で連日のように見聞きする「そのご批判は当たらない」
「○○の意図はなかった」「コメントを差し控えさせていただく」といった政治家の言葉。
これらは「詭弁」と言われ、相手をあざむくことを目的に使われる議論の詐術である。
詭弁は、「ウソ」と同じく人間社会の理性や良識を食い散らかして壊してしまう怪物であり、
政治の世界のみならず、言論界や我々一般社会をも静かに蝕んでいる。
本書は、近年の政治における詭弁をさまざまな角度から分析・検証し、
〝感染〟しないための免疫をつけるもの。
大手メディアが権力との戦いを放棄し、大量のウソと詭弁が溢れる時代にあって、必読の一冊である。

■目次

はじめに

第一部 現代日本社会に蔓延する「詭弁」の事例

第二部 人間の思考を狂わせる「詭弁というウイルス」
《1》そもそも詭弁とはなにか
《2》論理的に誠実な議論を台無しにしてしまう詭弁術
《3》よくある詭弁のパターン1:間違った定義から話を始める
《4》よくある詭弁のパターン2:論理的思考と情緒的思考のすり替え
《5》よくある詭弁のパターン3:間違った二項対立と極論への飛躍

第三部 過去の歴史と現代の歴史認識に見られる詭弁
《1》日中戦争期と太平洋戦争期の政府発表に見られた詭弁
《2》現実認識を歪ませ、合理的思考力を失わせる「詭弁の常態化」
《3》大日本帝国を擁護する詭弁の歴史解釈:歴史修正主義
《4》日本社会はなぜ詭弁に対してこれほど無力となったのか

おわりに

内容説明

日本社会に跋扈する二匹の“怪物”。近年の政治報道で連日のように見聞きする「そのご批判は当たらない」「○○の意図はなかった」「コメントを差し控えさせていただく」といった政治家の言葉。これらは「詭弁」と言われ、相手をあざむくことを目的に使われる論理の詐術である。詭弁は、「ウソ」と同じく人間社会の理性や良識を食い散らかして壊してしまう怪物であり、政治の世界のみならず、言論界や我々一般社会をも静かに蝕んでいる。本書は、近年の政治における詭弁をさまざまな角度から分析・検証し、“感染”しないための免疫をつけるもの。大手メディアが権力との戦いを放棄し、大量のウソと詭弁が溢れる時代にあって、必読の一冊である。

目次

第1部 現代日本社会に蔓延する「詭弁」の事例(本当はこわい「お答え/説明を控えさせていただく」という詭弁;説明責任放棄の呪文と化した「丁寧に説明する」という詭弁;「○○の意図はなかった」と「誤解を与えたならお詫びする」という詭弁 ほか)
第2部 人間の思考を狂わせる「詭弁というウイルス」(そもそも詭弁とはなにか;論理的に誠実な議論を台無しにしてしまう詭弁術;よくある詭弁のパターン1:間違った定義から話を始める;よくある詭弁のパターン2:論理的思考と情緒的思考のすり替え;よくある詭弁のパターン3:間違った二項対立と極論への飛躍)
第3部 過去の歴史と現代の歴史認識に見られる詭弁(日中戦争期と太平洋戦争期の政府発表に見られた詭弁;現実認識を歪ませ、合理的思考力を失わせる「詭弁の常態化」;大日本帝国を擁護する詭弁の歴史解釈:歴史修正主義;日本社会はなぜ詭弁に対してこれほど無力となったのか)

著者等紹介

山崎雅弘[ヤマザキマサヒロ]
1967年大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。政治問題の論考も新聞・雑誌に寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こも 零細企業営業

17
タイトルで興味を持ち、あらすじを読んで面白そうだと思って読んでみる。詭弁とは批判、反対意見に誠実に向き合わず、誤魔化す論法。最初は国会でよく聞いたフレーズ「お答えを差し控えさせていただく」「丁寧に説明する」「〇〇の意図はなかった」「〇〇に当たらない」「記憶にございません」など14通りの誤魔化しの論法を列挙。そんな詭弁を許容する背景はどんな状況であったかと説明していた。根底には権力の監視装置であるマスメディアが自身の特権、電波、記者クラブ等を保持するために詭弁をスルーして記事やニュースとして発表してしまう。2024/03/12

ossan12345

12
改めて言われるまでもないことかもしれないけど、我が国の権威者たちの発言のなんと中身のないことか。それをマスコミが批判することもなく、むしろ感情に流されやすい民衆を煽り立てるかのように、詭弁に同調して誤った世論を作る。人心操作、と言えるほど大したテクニックでもないと思うが、無意味な発言ができるほど、世の中を分かっているというか、答弁が上手いなどと評価されてしまうのは、やはり批判的思考を学ぶことのない日本の教育の限界か。感情に流されて、常に立場の上下を意識しないと話せない日本の閉鎖性を感じました。2024/03/12

どら猫さとっち

8
政治家はもとより、歴史修正主義者や番組コメンテーターにまで、最もらしいことを言って、裏で相手を欺くように言う「詭弁」。それは何故蔓延るのか。詭弁することで、得るものは何なのか。戦争時で起きたエピソードを検証して読み解く必読書。ややもすると、その詭弁に呑まれて屈してしまうし、著者のようなクレバーな知性もそんなにないが、本書で得た知識や知性を生かす時が来たことを、私たちは身をもって知らなければならない。2024/04/13

鯉二郎

3
古今東西、政治家や権力者は詭弁使いの名人であるが、安倍政権以降は詭弁が蔓延していると思う。本書では詭弁の数々を羅列している。それらは無知から出る詭弁ではなく、どうせ国民はすぐ忘れる、あるいは簡単に騙せるという確信犯的な詭弁ばかりである。慣れとは恐ろしいもので、詭弁ばかり聞かされると、それがまっとうな説明だと誤解してしまうが、それでは詭弁政治家の思う壺だ。著者は国民が権力者の詭弁のパターンを知り、嘘を見分けるすべを身につけるべしと忠告する。また、メディアにも詭弁を厳しく批判すべきと厳しい注文を付けている。2024/04/10

KAN

0
「もし、首相や大臣の言うことが詭弁まみれで、政治報道に携わる報道人がそれを見抜けないまま、詭弁を『正当な説明であるかのような体裁』で受け手に提示し続ければ、社会はどんなことになるでしょうか。  その答えが、いまの日本社会の異様な姿だと思います。」(p.93)2024/04/20

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