祥伝社新書<br> 闇バイト―凶悪化する若者のリアル

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祥伝社新書
闇バイト―凶悪化する若者のリアル

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396116835
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

二〇二三年一月一九日、東京都狛江市に住む九〇歳の女性が自宅で殺害されているのが見つかった。
女性の遺体には激しい暴行の跡が見られ、これまでとは次元の違う強盗殺人事件として世間を震撼させた。
本件をきっかけに注目を集めたのが、「闇バイト」といわれる犯罪だ。
指示役に集められた素性のバラバラな集団によって行なわれる犯罪で、同種の事件は後を絶たない。
中でも詐欺よりも手っ取り早く稼げる「タタキ(強盗)」の増加が危険視されている。
本書では、非行経験のある犯罪学者が当事者たちを取材。
闇バイトを取り仕切る半グレや犯人の更生に従事した保護観察官の声から見えてくる、その真実とは? 最終章では、闇バイトを生み出す日本社会の闇を分析。失うもののない「無敵の人」を生み続ける構造に警鐘を鳴らす。

内容説明

二〇二三年一月一九日、東京都狛江市に住む九〇歳の女性が自宅で殺害されているのが見つかった。女性の遺体には激しい暴行の跡が見られ、これまでとは次元の違う強盗殺人事件として世間を震撼させた。本件をきっかけに注目を集めたのが、「闇バイト」といわれる犯罪だ。指示役に集められた素性のバラバラな集団によって行なわれる犯罪で、同種の事件は後を絶たない。中でも詐欺よりも手っ取り早く稼げる「タタキ(強盗)」の増加が危険視されている。本書では、非行経験のある犯罪学者が、当事者たちを取材。闇バイトを取り仕切る半グレや犯人の更生に従事する保護観察官の声から見えてくる、その真実とは。

目次

序 闇バイトへの扉
第1章 闇バイトの仕掛け人「半グレ」
第2章 半グレのリアルな横顔
第3章 闇バイトの実態と犯罪現場
第4章 証言 闇バイトのリスクと真実
第5章 闇バイトを生み出す社会構造

著者等紹介

廣末登[ヒロスエノボル]
1970年、福岡市生まれ。社会学者、博士(学術)。専門は犯罪社会学。龍谷大学犯罪学研究センター嘱託研究員、久留米大学非常勤講師(社会病理学)、法務省・保護司。2001年北九州市立大学法学部卒業、08年同大学大学院社会システム研究科地域社会研究科博士後期課程修了。国会議員政策担当秘書、熊本大学イノベーション推進機構助教、福岡県更生保護就労支援事業所長等を経て、現職。裏社会の実態を科学的調査法に基づいた取材を重ね、一次情報をもとに解説する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

155
ネット時代だからこそ成立した闇バイトという犯罪。臨時に人を集めて連続強盗をさせる手口は「ルフィ」の逮捕で広く知られたが、指示役ではなく実行の当事者たちから聞き取った生態を描き出す。金に困って犯罪に走る者は昔から珍しくないが、そんな連中を簡単にまとめる手法は恐るべきものがある。また加害者になるだけでなく、襲撃対象とするため言葉巧みに金のありかを聞き出すノウハウも確立されているのだ。しかも日本は一度犯罪者と認定されたら、口座も開設できず社会生活が送れない。犯罪者予備軍を作るような現状は、改善の要があるのでは。2023/08/05

absinthe

145
警察の科学捜査が進歩する中、犯罪者も手法を進化先鋭化させていた。時間と共にメッセージが消えるタイプのSNSを使うなど捜査の網を巧みに潜り抜ける。役割分担も巧妙化、上の物だけが儲かり、下っ端は低賃金でリスクだけを押し付けられる。考えてみればリスクに見合わない低賃金なのだが、一度詐欺の有罪判決を受けると銀行口座は作れなくなり普通の生活にはほぼ戻れず、闇バイトが唯一の収入源となってまた闇バイトを繰り返す。年々入り口の敷居が下がっているらしい。2023/11/09

kinkin

111
ごく普通の少年や若者が闇バイトで捕まるニュース。その裏で彼らを操る半グレなどの集団。強盗傷害になれば懲役6年以上か無期懲役、死なせたりすれば無期懲役か死刑。それほどのリスクをおかしてまで荒いやり方をしてしむ神経。こんな短絡てきな犯罪は首謀者には厳罰を科してもらいたい。以前テレビでアメリカの刑務所に普通の少年たちに囚人たちが刑務所の辛さや人生について話すシーンを見たことがある。日本も中学生になったら刑務所体験というのをやってもいいかと思う。自由がなくなる辛さを少しでも感じ取ってほしい。図書館本2023/09/22

skunk_c

91
著者は博士号を持つ社会学者なのだが、様々な形で受刑者などと関わりを持っており、そうした人脈からのインタビューと、捜査資料など丹念なデータにより、この現在の極めて重大な犯罪について紹介している。学者の研究論文の香りがほとんどしない(脚注を読むと学者だとわかる程度)ひとつの理由が、ご自身がかなりしんどい家庭に育ち、中学時代から非行に走っていて、23歳で一念発起して学び直し今に至った経歴と思う。ある意味現場を知っているのだ。だから闇バイトは使い捨てで生涯を棒に振るから手を出すなという言葉に重みがある。2025/01/27

Miyoshi Hirotaka

50
かつて暴力団、チンピラ、暴走族は見た目で区別できた。ところが、現在は半グレなる集団が出現し、これらの分類をわかりにくくしている。恐ろしいのは知らぬ間に加害者になり、その世界から脱出不可能になること。IT機器やSNSの発達に釣り合わないリテラシーの低さや情報管理の無防備さ、拙速に性善説で判断する甘さなどの合わせ技で誰でも闇バイトの暗黒面に落ちる。背景には射幸性への好奇心、失業による生活苦や就職難などの若者らしい事情がある。一方、彼らは、親の離婚、DVやネグレクトの下で育ち、不幸で再生産されてきた者も多い。2024/02/29

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