祥伝社新書<br> 宗教にはなぜ金が集まるのか

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祥伝社新書
宗教にはなぜ金が集まるのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 251p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396116651
  • NDC分類 161.3
  • Cコード C0214

出版社内容情報

宗教の本質に迫る

安倍元首相銃撃事件でクローズアップされた、宗教と金の問題。宗教にはなぜ金が集まるのか。歴史を辿り、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教を比較しながら、明らかにしていく。たとえば、キリスト教では清貧を掲げ、それを実践する場である修道院や教会に金や土地が集まり、堕落した。そのことに反発して新たに生まれた修道院も、やがて同じ道を歩む。こうしたことが繰り返されてきた。いっぽうで、キリスト教における利子禁止の戒律は神学を鍛え、経済学の誕生を促したと著者は言う。宗教と金の問題を考察するなかで宗教、そして人間の本質に迫る!

内容説明

安倍元首相銃撃事件でクローズアップされた、宗教と金の問題。宗教にはなぜ金が集まるのか。歴史を辿り、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教を比較しながら、明らかにしていく。たとえば、キリスト教では清貧を掲げ、それを実践する場である修道院や教会に金や土地が集まり、堕落した。そのことに反発して新たに生まれた修道院も、やがて同じ道を歩む。こうしたことが繰り返されてきた。いっぽうで、キリスト教における利子禁止の戒律は神学を鍛え、経済学の誕生を促したと著者は言う。宗教と金の問題を考察するなかで宗教、そして人間の本質に迫る!

目次

序章 宗教の集金力
第1章 禁欲を求め、利子を嫌悪したキリスト教
第2章 世俗を否定しながら、金にまみれた日本仏教
第3章 なぜユダヤ人は金の亡者とされたのか
第4章 商人の宗教・イスラム教の拡大
第5章 寺院と教会は土地を抱え、強大化した
第6章 為替を生んだテンプル騎士団、聖職で稼ぐメディチ家
第7章 資本主義を生んだのはプロテスタンティズムではない
第8章 日本企業と宗教のかかわり

著者等紹介

島田裕巳[シマダヒロミ]
宗教学者、作家。1953年、東京都生まれ。東京大学文学部宗教学科卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程修了(宗教学専攻)。放送教育開発センター助教授、日本女子大学教授、東京大学先端科学技術研究センター特任研究員を経て現在、東京女子大学・東京通信大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ヒデキ

43
宗教というか、教団が、信者の気持ちである献金をいかにして増やしていこうとしていたのかという話にしか思えなかったのは、自分の勘違いでしょうか? 2023/01/19

田中峰和

5
冒頭、安倍元首相暗殺事件から宗教とカネの問題に結び付けたので、新宗教の搾取を中心に取り上げるのかと思ったが、世界4大宗教とカネの問題を中心に展開する。啓典宗教のユダヤ教、キリスト教、イスラム教のそれぞれとカネの問題を取り上げる。ユダヤ教以外は利子を認めなかったが、時とともに認めていく。だが、イスラム教は法学者にいちいちお伺いを立てるため、経済的発展が阻害された。キリスト教はヴェーバーがプロテスタントと資本主義の親和性を論じたように経済発展を思想的に支えた。巨大建造物を建てた新宗教も衰退がはじまっている。2023/07/20

うえぽん

3
宗教学者島田裕巳さんによる、結果的に時宜に合った新書。解説の水野和夫さんが「切り口と洞察力が滅法鋭い」と言うが、加えて「一般読者の理解を促す引き出しの多さ」も挙げたい。英米でベストセラーを連発するライターの書き方にも近いか。世界宗教から新興宗教まで、宗教が持つ金にまつわる「胡散臭さ」を簡潔かつ説得的に紹介。ドイツでは今も教会が福祉の一部を担い、寺社との違いが目立つが、お布施の貢献を受けるのは僧侶であるのに対し、キリスト教やイスラム教では喜捨の対象は貧しい人であるという点に、なるほどと今更ながら納得する。2023/05/03

みみ

2
なにかを社会の中で続けたり、存在させ、多くの人の中でその考えを共有するためにはある程度のお金が必要だということは分かっていたが、この本を読んでより宗教とお金は切り離せないものだと思った。自分が好きで誰にも迷惑を掛けないんだったら信仰は自由であり、頼るものとして宗教は必要だと思うので、皆が幸せになるようなお金の使い方が良いと思った。2023/04/26

MASAMASA

2
新興宗教に金が集まるシステムを解説していると思って本書を手にした人は見込み違いになります。4大宗教の利子、商業活動等への対応の歴史を比較しつつ何故、資本主義、経済学がキリスト教から生まれたのかを説明していきます。 個人的に一番印象に残った箇所はマルクスが資本論を著す動機に彼がユダヤ人であった自身の出自があったと指摘している部分です。あくどい商売、貨幣経済を信奉するユダヤ人を解放するための論理の帰結が唯物論の宣言、無神論の宣言である資本論であったという切り口はとても新鮮でした。2023/01/17

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