祥伝社新書<br> マルクス・アウレリウス「自省録」を読む

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マルクス・アウレリウス「自省録」を読む

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  • サイズ 新書判/ページ数 257p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396116620
  • NDC分類 131.5
  • Cコード C0210

出版社内容情報



岸見 一郎[キシミ イチロウ]
著・文・その他

内容説明

『自省録』とは、約2000年前のローマ帝国の皇帝マルクス・アウレリウスが「自己との対話」を書き記した“メモ”である。皇帝でありながら哲学者としての生き方を模索したアウレリウスは、自ら兵を率いた戦地で夜な夜な筆をとり続けたという。権力に溺れることなく、哲学の主題である「人生とは何か」「幸福とは何か」という問いに向き合った哲人皇帝。その内面からあふれる言葉は、今なお人々の心を引き付けてやまない。母親の病室で『自省録』に触れて以来、長年にわたって探究してきた著者が、アウレリウスが残した言葉の真意を考える。

目次

アウレリウスと『自省録』
哲学が守る
自然に一致して生きる
他者と共生する
自分を見つめる
感情とどう付き合うか
外にあるものは人を不幸にしない
困難にどう向き合うか
善悪無記なものに固執しない
運命を受け入れる
死について

著者等紹介

岸見一郎[キシミイチロウ]
1956年、京都生まれ。哲学者。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋古代哲学史専攻)。専門の哲学(西洋古代哲学、特にプラトン哲学)と並行して、1989年からアドラー心理学を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

102
「自省録」というと神谷美恵子訳の岩波文庫を思い出す。今回、その時の印象と大きく異なる違和感を覚えた。岸見先生は「自省録」を、現代の私たちの教訓となる処世術として読み解いている。12巻に渡る構成感の乏しい著作を、「自分を見つめる」「困難にどう向き合うか」などと表題ごとに整理して解説する。一方、私の「自省録」の認識は、教訓というより「思索」。自分自身に向けて書かれた「自省録」では、自己への呼びかけが繰り返されるが、それが、神谷訳では「君」、岸見訳では「お前」。このニュアンスの違いが違和感の原因かもしれない。2022/11/19

ta_chanko

24
ローマ皇帝ではなく、哲学者であることを望んだアウレリウス。その深い苦悩や思考が『自省録』に綴られていて、現代に生きる我々にも示唆を与えてくれる。善はためになること、悪はためにならないこと。過ちは無知によるもの。怒るのではなく、教えること。外部の出来事は善悪無記。感情が揺さぶられるのは、内なる判断によるもの。自分がどうすることもできないことにとらわれない。乗り越えられない困難はない。運命を受け入れ、毎日を最後の日のように生きる。2022/11/13

なこ

16
自省録の難しい書体も、自分を見つめるとは、感情とどう向き合うかなど、トピックごとに上手く引用され、かつ分かりやすく意味と例と、著者自身の考えとを織り交ぜて書かれており、難解な自省録の大事なポイントがすっと頭に入るような構造になっていました。どちらかというと、岸見先生の考えを自省録を引用して述べている印象もありますが、それでもここまで書くには相当読み込んで熟考しないと出来上がらない物だと思います。皇帝として生きたアウレリウスだからこそ、力強さと説得力があります。また別の岸見先生の本を読んでみたいと思いました2023/05/21

coldsurgeon

10
アウレリウス「自省録」は、そのまま読んでいても、文章表現そのものが格調高いのか、素直に読めないところがある。そのため、この書のような解説があると理解しやすさが増す。ローマ皇帝として政務や軍務に忙しく励む中で、自分自身と向き合い、自分と対話するという形で、備忘録のようにギリシャ語で書き綴った「自省録」は、ひとつの哲学書のような存在として残った。自分ができることと出来ないことを見極め、力の限りできることをして、今日を大切に過ごすことが大切だ。そう、今この世を立ち去ることができる者のように生きる。2023/02/01

connect

6
非常に良かった。悩んでいるときに関連する章を読みことで悩みがクリアになると思う。時に読み返したいし、原書にあたりたい。 人間は幸福になるために協力するという節では、他者を共同体から切り離すことが自分自身が切り離されることであると知り考えさせられた。自分の考え方と違う、合わないと思って関係を切ることが自分が社会から切られることだと思うと、自分勝手に解釈することはなくなりそう。これまでの行動を反省したい。2023/11/04

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