出版社内容情報
紀元79年8月、暑い夏の朝方に起こったヴェスヴィオ火山の大噴火により、
灰に埋もれた古代ローマの地方都市ポンペイ。
街角の壁面には一万数千点もの多種多様な落書きが残されていた。
家族の無事を願う声、愛する二人の逢瀬の印、
剣闘士に魅了された女性たちの切ない声援、皮肉を伴った罵詈雑言……
まるで手に取るように人々の肉声が聞こえてくる。
本書では当時のまま残された「落書き」を素材に、古代ローマ人の日常や素顔を再現する。
巻末には、マンガ家のヤマザキマリさんと著者による特別対談を収録!
※本書は2010年に講談社より刊行された『古代ポンペイの日常生活』を加筆・修正のうえ新書化したものです。
内容説明
紀元七九年八月、暑い夏の朝方に起こったヴェスヴィオ火山の大噴火により、灰に埋もれた古代ローマの地方都市ポンペイ。街角の壁面には一万数千点もの多種多様な落書きが残されていた。家族の無事を願う声、愛する二人の逢瀬の印、剣闘士に魅了された女性たちの切ない声援、皮肉を伴った罵詈雑言…。まるで手に取るように人々の肉声が聞こえてくる。本書では当時のまま残された「落書き」を素材に、古代ローマ人の日常や素顔を再現する。巻末には、マンガ家やヤマザキマリさんと著者による特別対談を収録。
目次
プロローグ
第1章 大噴火と発掘の歴史
第2章 友に、公職を!
第3章 公務にふさわしい人びと
第4章 民衆は見世物を熱望する
第5章 喜怒哀楽の生活風景
第6章 愛欲の街角
第7章 文字を学ぶ
第8章 落書きのなかの読み書き能力
エピローグ―人類史のなかの識字率
特別対談 ヤマザキマリ×本村凌二
著者等紹介
本村凌二[モトムラリョウジ]
東京大学名誉教授。専門は古代ローマ史。1947年、熊本県生まれ。一橋大学社会学部卒業後、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学教養学部教授、同大学院総合文化研究科教授、早稲田大学国際教養学部特任教授などを歴任。著書に『薄闇のローマ世界』(サントリー学芸賞、東京大学出版会)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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