内容説明
朝日新聞の隔週連載「星の林に―ピーター・マクミランの詩歌翻遊」で、日本古典文学への造詣の深さと美しい英語表現に読者の支持を集める著者が、万葉の昔から江戸期までの八〇作品を選んで英訳した。和歌はもちろん、散文や俳諧も取り上げる。「マクミラン訳」と原文および現代語訳とを読み比べることで、英語を学びたい人にも日本文化を知りたい人にも絶好の書。巻頭カラー口絵には貴重な画像を掲載した。
目次
第1章 ことばに遊ぶ
第2章 春を詠む
第3章 富士を描く
第4章 人の世
第5章 愛と別離と
第6章 生老病死
第7章 ことばの深みへ
著者等紹介
マクミラン,ピーター・J.[マクミラン,ピーターJ.] [MacMillan,Peter]
翻訳家、版画家、詩人。アイルランド生まれ。アイルランド国立大学卒業後、同大学院で哲学の修士号、米国で英文学の博士号を取得。オックスフォード大学などで客員研究員を務める。杏林大学教授、東京大学非常勤講師を歴任。日本在住歴は30年に及び、日本と世界との架け橋を志す。2008年、『百人一首』を英訳(コロンビア大学出版)し、2008年度ドナルド・キーン日本文化センター日本文学翻訳特別賞、2008年度日本翻訳家協会第44回日本翻訳文化特別賞を受賞。2016年には『伊勢物語』の英訳(ペンギン・クラシックス)を手がけ、PEN Award for Poetry in Translationノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
ピンガペンギン
takao
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