内容説明
老いも死も物陰に隠れていつ襲いかかろうかと身構えている。どちらも避けられないなら、初体験として面白がってみよう。そう、著者は言う。いかにして老いるか・死ぬかは、いかにして生きるかでもある。ならば、いつも心を遊ばせ、日々の暮らしを愉しみたい。不幸に襲われても、落胆しすぎてはいけない。じたばたせずにやり過ごそう。そのための知恵や工夫は、年齢を重ねることで増えていく。端然としなやかに、そしてあるがままの生き方を綴った、珠玉のエッセイ。
目次
第1章 不運に溺れない。不運を面白がる。(落ち込んでも、自分に失望はしない;悲愴感の中にある快感 ほか)
第2章 いつも心を遊ばせて、心にゆとりを持って。(大切な感性を取り戻す;風も動物も人も自由に出入り出来る家 ほか)
第3章 余計なことを、沢山してきてよかった。(人から必要とされる事はありがたい;仕事中の寄り道が自分を豊かにする ほか)
第4章 自由に働くためには、ごほうびが欠かせない。(ずっと心にあった地へ;私を惹きつける人 ほか)
第5章 老いも死も、初めてだから面白い。(一番大事な事以外にはこだわらない;年をとって変わった自分に満足する ほか)
著者等紹介
下重暁子[シモジュウアキコ]
作家。1959年、早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、NHKに入局。女性トップアナウンサーとして活躍後、フリーとなる。民放キャスターを経て、文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長等を歴任。現在、日本ペンクラブ副会長、日本旅行作家協会会長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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