内容説明
2020年度に大学入試改革が始まる。2024年度には、それをさらに一歩推し進めることも予定されている。数々の教育現場を取材してきた気鋭の教育ジャーナリストが、大学入試改革の今後とそれにともなう教育の変化を大胆予測しつつ、中学受験における志望校選びの注意点や中学入試出題傾向の変化ほか、中学受験生の親として押さえておくべき要点をズバリ指摘する。半歩先行く「中学受験情報リテラシー」が身につく決定版!
目次
第1章 2020年度大学入試改革のあらまし
第2章 大学からも高校からも聞こえる不協和音
第3章 中学受験の志望校選びへの影響
第4章 中学入試に表れた新しい出題傾向
第5章 いま親に必要な「中学受験情報リテラシー」
第6章 中学受験勉強の新しいカタチ
著者等紹介
おおたとしまさ[オオタトシマサ]
教育ジャーナリスト。1973年、東京生まれ、麻布中学・高校卒業、東京外国語大学英米語学科中退、上智大学英語学科卒業。リクルートから独立後、数々の育児・教育誌の企画・編集に携わり、現在は主に書籍執筆や各種媒体への寄稿を行なう。メディア出演や講演活動も多数。中高教員免許をもち、私立小学校の教員や心理カウンセラーとしての経験もある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りょうみや
20
大学入試改革がちょうど白紙になり、本書の「迷走中」という表現が早くも古いものになってしまった。大学入試の対照として中学入試についても同時に描かれ、国家主導の改革と、教育の現場から上がってきてかつ生き残りをかけた学校主導の改革の違いが、鮮やかに分かる。おおた氏の本は何冊も読んでいて内容も重複してくるが、それでもついつい読んでしまう。その取材力と分かりやすさと根底の思想に魅力がある。2020/01/21
nnnともろー
3
まだ英語民間試験と記述式問題が延期となる前の著書だが、問題点は出尽くしている。大学入試改革よりも中学入試の方が多様性があり、進んでいる。現場からの改革だからこそ。2020/04/20
柴田塔
0
昔に比べ、中学受験の重要性は高まっているらしい。経験だけで単純に語ってはいけない。2020/02/17