内容説明
2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて再開発が進む東京は、日に日に景観を変化させる。しかし、その基本構造は江戸城の築城とともに拡大・発展した市街そのままだ。環状構造の内堀と外堀、放射状に延びる街道、区分された大名屋敷、旗本屋敷、町人地―まさしく「東京は江戸の賜物」なのだ。江戸歩き案内人の著者が、半日で歩けるコース15を選りすぐって紹介。都心から下町まで、いたるところに残る江戸城の痕跡に触れてみよう。
目次
第1章 江戸城の心臓部を縦断する(大手町から飯田橋―諸大名の登城を追体験する;虎ノ門から大手町―中世東海道を辿る;サブコース1 皇居宮殿参観;サブコース2 乾通りを通り抜け)
第2章 これが江戸城だ(九段下から二重橋前―現存城門を堪能。その堅固さを知る;二重橋前から九段下―石垣と壮大な土塁。江戸城東西の違い)
第3章 江戸の運河(九段下から東京駅―人工の運河、日本橋川を知る;東京駅から赤坂見附―消えた外堀を街並みで発見;サブコース3 丸の内大名小路)
第4章 自然を改造した土木工事の跡(赤坂見附から飯田橋―巨大土木工事、外堀跡を辿る;飯田橋から浅草橋―神田川開削という江戸の自然改造工事;サブコース4 玉川上水;サブコース5 下町)
第5章 繁栄する町(岩本町から日本橋―江戸の町づくりだった江戸城建設;日本橋から新橋―銀座の繁栄も江戸城から)
著者等紹介
黒田涼[クロダリョウ]
1961年、神奈川県生まれ。作家、江戸歩き案内人。大手新聞社で記者を16年務めるなど編集関係の仕事に携わったのち、東京に残る江戸の姿を探し出すおもしろさに目覚め作家となり、文章やガイドで江戸の痕跡・史跡を案内している。NPO法人「江戸城天守を再建する会」顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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