内容説明
日本では現在、100歳以上の方が6万人以上おり、年々増えている。しかし、110歳以上の方は146人と極端に減ってしまう。100歳と110歳の間には、大きな壁が存在するのだ。では、この壁を乗り越えて、110歳まで健康かつ幸福に生きるにはどうすればいいのか。国内屈指、4半世紀にわたる長寿者のデータが蓄積された慶應義塾大学医学部百寿総合研究センター。同所の副センター長である著者は、「超・長寿」実現のカギは遺伝子にあり、「遺伝子が使われる生活」が寿命を延ばすと説く。その具体的方法について、最新の知見を交えながら披露する。
目次
第1章 二極化する、日本人の寿命
第2章 長寿エリート
第3章 遺伝か、環境か
第4章 遺伝子に秘められた「幸運」と「幸福」
第5章 臓器の記憶
第6章 遺伝子のダメージを修復する
第7章 「超・長寿」を実現する最先端医療
第8章 「遺伝子が使われる」生活
著者等紹介
伊藤裕[イトウヒロシ]
慶應義塾大学医学部教授、同百寿総合研究センター副センター長、医学博士。1957年、京都市生まれ。京都大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学大学院医学研究科助教授などを経て現職。専門は内分泌学、高血圧、糖尿病、抗加齢医学。日本高血圧学会理事長も務める。世界ではじめて「メタボリックドミノ」を提唱した。高峰譲吉賞、井村臨床研究賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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