祥伝社新書<br> 三度目の日本―幕末、敗戦、平成を越えて

個数:

祥伝社新書
三度目の日本―幕末、敗戦、平成を越えて

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月26日 03時55分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396115715
  • NDC分類 302.1
  • Cコード C0230

内容説明

令和の日本は「楽しい日本」であるべきだ―。近代一五〇年、この国は時代の転換期を二度、迎えている。幕藩体制が崩壊した明治維新と、国土が焼け野原になった敗戦である。その都度、日本は立ち上がり、「一度目の日本」、「二度目の日本」を創ってきた。しかし平成が幕を閉じ、令和を迎えた日本に、またもや時代の転換期が訪れている。それは東京オリンピックが開催される二〇二〇年(令和二年)に、決定的になるだろう。今まさに私たちは「三度目の日本」を創らなければならない。これからどうなるのか。どうすればよいのか。多くの著作で予測を的中させてきた著者が、未来を生きる日本人に遺した最後の提言。

目次

第1章 「二度目の日本」は、こうして行き詰まった―私たちは今、ここにいる(日本の転換期は一九八九年;第四次産業革命の時代に、日本は生き残れるか ほか)
第2章 第一の敗戦―「天下泰平」の江戸時代から「明治」へ―近代日本はどのように幕を開けたのか(何が社会を決定するのか;「変わらないことが正しい」とされた江戸の社会 ほか)
第3章 富国強兵と殖産興業が正義だった―「一度目の日本」の誕生と終幕(「ええじゃないか」に見る倫理への反乱;正義は「勇気」と「進取」 ほか)
第4章 敗戦と経済成長と官僚主導―「二度目の日本」の支配構造を解剖する(戦時下で思った官僚システムの恐ろしさ;ジープとチョコレート ほか)
第5章 「三度目の日本」を創ろう―二〇二〇年代の危機を乗り越えるために(「天国」に「地獄の風」を;「楽しみ」を正義に ほか)

著者等紹介

堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業後、通商産業省入省。日本万国博覧会や沖縄国際海洋博覧会を企画し、実現した。在職中の1975年、『油断!』でデビュー。翌年発表した予測小説『団塊の世代』はミリオンセラーとなり、「団塊の世代」の語を世に送り出した。経済企画庁長官や内閣官房参与などを歴任。その一方で、歴史小説、予測小説、経済・文明評論など多岐にわたる分野で精力的に執筆する。2019年2月8日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

29
著者の遺作。官僚は家族と地域を嫌う。地域や家族が団結すると官僚の命令が通らないからだ(49頁)。だのに、地方公務員って何なんか? 欲ない、夢ない、やる気ないの、3Yない社会が日本社会の最大の危機(56頁)。日本の官僚は、真面目で熱心で記憶力がいいことでは世界一だが、長期でものごとを考える思考力と決断力においては、きわめて劣等(126頁)。日本の役人は、昔と違って、結構無責任になったのか。それとも、昔も今も、なのか? 2019/10/05

ta_chanko

18
時代が変わるとは、美意識と倫理感が変わること。それを「敗戦」と表現。黒船来航による「第一の敗戦」では、「変わらないことが正しい」という江戸時代の価値観が覆され、 明治維新による中央集権化・富国強兵・殖産興業が推進されて「強い日本」の実現が新たな目標となった。それが成就したのが日清・日露戦争。しかし第一次世界大戦の頃から規格大量生産が世界標準となり、その流れについていけずに「第二の敗戦」をむかえた。戦後は「豊かな日本」を目指して規格大量生産の社会をつくり経済大国となったが、バブル崩壊後、それも行き詰った。2022/01/22

羊男

6
★★★2023/09/25

本まーちゃん

4
そうなんだワード:官僚による家族の崩壊。欲ない・夢ない・やるきない。敗戦による価値観の大転換。1~2年で転勤、ポストが変わる官僚制度。経済の下り坂と同時に大災害に見舞われる日本。日本人は幸せであるけれど、夢と楽しみがない。情報収集と情勢分析ばかりしている会議=小田原評定。楽しい世の中になるにはが命題。2021/01/18

Hideaki Ohta

3
①社会の形を決めるのはその時代の価値観。価値観とはその時代を生きる人々が抱く何が美しいかという美意識、何が正しいかという倫理観で成り立っている。 ②戦国時代から江戸時代へは民衆の価値観が天下泰平に変化。 ③江戸時代から明治時代へは民衆の価値観が富国強兵と殖産産業に変化。 ④太平洋戦争から戦後へは民衆の価値観が経済成長、効率、安全、平等が目指すべき理想となった。 ⑤現在、日本は犯罪は少なく、清潔で、汚職は少なく天国ような国だが、夢と冒険心の無い社会。次時代は楽しむを正義とする価値観を目指すべき⁉️2019/06/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13750624
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。