祥伝社新書<br> 帝国陸軍 知られざる地政学戦略―見果てぬ「防共回廊」

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祥伝社新書
帝国陸軍 知られざる地政学戦略―見果てぬ「防共回廊」

  • 関岡 英之【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 祥伝社(2019/02発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396115630
  • NDC分類 319.102
  • Cコード C0220

出版社内容情報

帝国陸軍 知られざる地政学戦略
見果てぬ「防共回廊」

関岡英之[セキオカヒデユキ]
著・文・その他

内容説明

「防共回廊」とは戦前、旧帝国陸軍と関東軍が極秘で推進していた地政学的ユーラシア戦略。満洲国建国に続き、モンゴル、東トルキスタン(現在の新疆ウイグル自治区)の独立を支援して親日国家群を樹立し、ソ連の南下を防ぐとともに中国共産党との連携を遮断、東アジアの共産化を防止するという壮大な構想だった。だが戦後、タブーとして歴史の闇に封印されてしまう。著者は外務省の機密公電をはじめ、新資料を駆使して「防共回廊」構想の全容を解明。工作に当たった特務機関長の事跡を発掘したことは特筆に値する。「一帯一路」という新たな帝国主義で中国が拡大を続ける現代、名著を復刊し、埋もれた史実に光を当てる。

目次

第1章 防共回廊の源流―チベットとモンゴル(破壊された仏像;輪廻転生;ダライ・ラマ十四世法王との会見 ほか)
第2章 イスラームと帝国陸軍―回民(中国ムスリム)(知られざるイスラーム系民族「回民」とは;対ソ戦略から対中戦略へのシフト;大川周明と日本の「イスラーム元年」 ほか)
第3章 機密公電が明かす地政学戦略―ウイグル(たどり着けなかった地―東トルキスタン独立運動の源流;ウイグル人による独立国家の意義;オスマン朝末裔の擁立計画 ほか)

著者等紹介

関岡英之[セキオカヒデユキ]
ノンフィクション作家。1961年、東京生まれ。1984年、慶應義塾大学法学部を卒業後、かつて日本唯一の外為専門銀行だった東京銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。本店営業部、資本市場第三部、北京駐在員事務所、OECF(現国際協力機構)出向などを経て1997年のアジア通貨危機を機に退職。2001年、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程を修了。2002年、第7回蓮如賞を受賞した『なんじ自身のために泣け』(河出書房新社)で執筆活動を開始。2010年に『帝国陸軍 見果てぬ「防共回廊」』で第2回国際理解促進優良図書優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kawa

34
「防共回廊」とは、「モンゴル、東トルキスタン(中国・新疆ウイグル地区)の独立を支援して親日国家群を樹立し、ソ連の南下を防ぐとともに中国共産党との連携を遮断し、東アジアの共産化を防止する」という戦前の一部軍部の動き、その射程は中央アジア・トルコまでというスぺクタクルな構想。祖父がそちら方面に関わっていたという記録があって、個人的には全貌が知れ興味深くなるほどなのだが…。少数民族解放のための正義だったという著者の論調、満州・朝鮮での軍部・日本人の横暴を聞くにつけ手放しで頷くにはちょっと…との思いが残る。 2019/03/15

もりやまたけよし

31
大正から昭和にかけての陸軍の諜報活動がモンゴル、チベット、ウィグルというソ連との境まで及んだが、結果は共産党の諜報活動に負けた。そこら辺、日本人は不得意と言うことなんだろうな。2020/03/10

Honey

8
防共回廊戦略…なぜ戦後封印されたのか? 西側世界も中国も、平和的日本人に開発を先んじられたくなかったからかな~?… 当時の話と、それを掘り起こす関岡さんの熱意に、胸が熱くなる1冊。 何にも銑十郎さんは、実はイスラム研究ではスゴイ人… 今は関岡さんも、天国で、奥様とゆっくりされているでしょうか?素晴らしいお仕事でした。ご冥福をお祈りします。 2020/04/18

ミナ

6
今読まないと!と思って本屋に久しぶりに行った。欧米では共産主義の恐ろしさを痛感しているから、この思想を教育界から排除していると聞いたことがある。痛い目見ている日本は何で排除しない?防衛しない??本書の外モンゴルの話にあるようにひとたび破壊された國體は二度と戻らないというのに。世界は地政学でも動く。連帯して防共回廊を築ければ互いの国益になる。多民族を理解し、工作していく人たちもいれば、それを放棄させる人もいる。元総理大臣の林の意図が浸透するよう何故動けなかったか悔やまれる。今の政治家ももっと学べばいいのに。2022/03/22

Yoshika Komatsu

5
初めて知る驚愕の事実ばかりだった。 ▼この本を読むまで、林銑十郎は凡庸なイメージを持っていたが、回族と友好関係を構築しようとした防共回廊工作は、現在のセキュリティダイヤモンド構想にも繋がる、なんという先見性! ▼日本軍スパイ「ナイル」が創業した銀座ナイルレストランに行ってみたくなった。 ▼ウイグル語に翻訳されて出版された…その矢先に、この若さで訃報とは…。関岡先生のご冥福をお祈り致します。2020/02/05

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