出版社内容情報
日本の崩壊
御厨貴[ミクリヤタカシ]
著・文・その他
本村凌二[モトムラリョウジ]
著・文・その他
内容説明
日本政治史の泰斗・御厨貴東大名誉教授と、古代ローマ史の第一人者・本村凌二東大名誉教授による対談。近現代日本史と世界史を俯瞰し、国家が崩壊に至る過程と理由を探る。そして、日本はこのまま崩壊していくのか、それを避けるためにはどうすべきかを考察する。時に日本の権力中枢の生々しい話をはさみ、「天皇制」「ポピュリズム」「政治と派閥」「安全保障」「国力」の五テーマを掘り下げていく。見えてきたのは、日本国の脆弱性と日本人の強さだ。はたして、日本は崩壊するのか―。その答えは本文をお読みいただくとして、もはや猶予がないことだけは確かである。堂々たる雄編、ここに。
目次
序章 国家が崩壊する時
第1章 天皇制
第2章 ポピュリズム
第3章 政治と派閥
第4章 安全保障
第5章 国力
著者等紹介
御厨貴[ミクリヤタカシ]
東京大学名誉教授、東京大学先端科学技術研究センター客員教授、博士(学術)。1951年生まれ。東京大学法学部卒業、ハーバード大学客員研究員などを経て現職。専門は政治史、オーラル・ヒストリー。『政策の総合と権力』でサントリー学芸賞、『馬場恒吾の面目』で吉野作造賞を受賞。2018年紫綬褒章を受章
本村凌二[モトムラリョウジ]
東京大学名誉教授、博士(文学)。1947年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。専門は古代ローマ史。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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