内容説明
巨大な成功を収めた本邦初の宇宙アニメ『宇宙戦艦ヤマト』。それは、ささやかなプロジェクトから始まった。クリエーターとして舞台設定を担当した著者は、新分野の開拓に賭ける熱気を回想しながら、作品創成の真実に迫っていく。不評だったテレビ放映は、なぜ甦ったのか。ストーリーはどう拡大し、変容していったのか。当初、著者の頭にあったのは『西遊記』。核汚染で瀕死の重傷を負った地球を救うには、天竺へ行ってありがたいお経を持ち帰った僧玄奘のように、途方もなく離れた小惑星にある放射能除去装置に頼るしかない…。貴重な記録から明かされる、大ヒット作誕生秘話!
目次
第1章 日本アニメ誕生から、ヤマトに至るまで
第2章 本格的なSFアニメをやりたい!西崎義展との出会い
第3章 『アステロイド6』
第4章 『宇宙戦艦ヤマト』続編へ動き出す
第5章 さらばでない、『さらば宇宙戦艦ヤマト』。何匹目でもドジョウがいる
第6章 その後の西崎義展
著者等紹介
豊田有恒[トヨタアリツネ]
1938年、群馬県生まれ。島根県立大学名誉教授。若くしてSF小説界にデビュー。数多くのアニメ作品の脚本を手掛ける。歴史小説や社会評論など幅広い分野で執筆活動を続ける一方、古代日本史を東アジアの流れのなかに位置づける言説を展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
COSMOS本棚
-
- 和書
- 固体物性論の基礎